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【超能力先輩と窓】

万、椛→3年生

ちよ→2年生

時雨→1年生


特に時期とかは無いです。

椛「んん、どうするかな……」

時「なんか悩み事っすか?」


ち「それって、窓のカタログですか?」

万「家の窓、換えるの?」

椛「コレクションが痛むから、もうすこし遮光性のあるやつにしようと思ってな」


時「窓にコミュ力求めるんすか?」

椛「その社交性じゃねぇよ。お前、分かっててボケただろ」


万「まぁ、本とかは日差しに弱いしね。何度日焼けしてボロボロになったことか」

椛「それはお前の管理が杜撰なだけだろ」

ち「先輩、前に日焼けした本を超能力で修復してましたよね」


時「もう本の日焼けとか関係ないじゃないっすか」

万「そうだね。だから、窓の買い替えを考えたことはないかな」

椛「万能者様様だな。俺は素直に買い替えるわ」


万「その呼び方やめてもらえる!?」

ち「岸先輩は、いまある窓に遮光性を持たせればいいんじゃないですか?」

椛「出来るには出来るが、いいアイデアとは言えないな」


椛「今ある窓は、別でコレクション棚に飾る予定なんだ」

ち「窓ガラスもまさか自分が窓ガラスに囲まれるとは思ってなかったでしょうね」

万「椛の家の窓って透明でしょ? はたから見たら空のショーケースだと思っちゃうんじゃない?」


時「窓までコレクションし始めたら、それはもう、家具屋じゃないっすか」


ち「でも、窓ガラスの雑誌いいですね。私も読みたいです」

椛「お、お前もコレクションに目覚めたのか?」


ち「そんなわけないですよね!? マイホームを買う時は窓もこだわりたいなって思ってるんです」

時「……たぶん、『万先輩と』って意味っすよね?」

万「そこまで未来を見てるんだ……」


椛「時空の能力者も万能の超能力者も呆れてるじゃねぇか」


万「っていうか、マイホームって何年後の話!?」

ち「……13年後とか?」

時「13年後っていうと……」


椛「万は30ぐらいか」

時「気づきました? 妙にリアルで生々しい年齢なのがキモいっすよね」

ち「いや、本人を前にして言い過ぎ。少しは隠す努力して?」


万「30でマイホーム……。ローン通るのかなぁ。不景気だしな」

椛「お前はお前で生々しいわ」

時「ただの学生が不景気を前にローン審査を案じないでください」


ち「アパートとか賃貸でもいいですからね……?」

椛「それ、俺たちがいないときに相談してもらっていい?」


時「椛先輩、1つ余計なこと言っていいっすか?」

ち「私には十分すぎるぐらい余計なこと言ってたよね!?」

椛「まぁ、聞くだけ聞いてやる」


時「窓買い替えるんじゃなくて、遮光カーテン買うのじゃダメなんすか?」

万「たしかに、そっちの方が安いし、今の窓を使ったままにできるね」

ち「空っぽに見えるショーケースが生まれないし、いいじゃないですか」


椛「わかってねぇな」

椛「空のショーケースと空に見えるショーケースは違うんだよ」

椛「俺は、窓をショーケースに飾りたい!!」


万「なんで、そんなしょうもないことを力説できるんだよ」

時「い、意味わかんねぇっす」

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