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【サーモキネシス先輩と免許】

ち(今日は春休み初日!! 椿先輩が免許を取ったので、皆でドライブに来ています)


椿「紹介するわね。私の弟、暖冷(だんれい) 時雨(しぐれ)よ」

時「頭撫でんなよ……!!」


万「はじめまして。4月からうちの高校に入学するんだって?」

愛「じゃあ、超能力研究会に入るんだ?」

時「それはまだ、分かんないっす。姉さんと同じ部活とか、苦労しそうだし」


椛「来るなら歓迎するぜ。ゲームもあるしな」

ち「アピールポイントそこなんですか!?」


時「……?」


時「姉さんの学校って、小中高一貫だっけ? 高校だけだよね?」

ち「高校生です!! 君の先輩だから!!」

楓「あはは。毎年恒例の奴だね……」


葵「ところで、椿先輩。出掛けるとは聞いてますけど、どこに行くんですか?」

椛「これだけの人数、乗れますか?」

愛「最悪、瞬間移動できる万と椛は自力で移動してよ」


椿「ドライブの意味がないじゃない。きちんとレンタカーを手配してあるわよ」

時「前日まで考えてなかったくせに……」

椿「ちょっと、しぃくん!? それはバラさないでって言ったでしょ!!」


椛「追い出されなくて良かったな」

万「本当に追い出されたら、帰ってたよ」


なんやかんやあって


助手席、時雨 運転席、椿

その後ろ 愛 葵

更に後ろ 万 椛

更に後ろ ち 楓


椿「しぃくんが隣に居てくれて嬉しいわ~」

時「なんで、俺が助手席に……!!」


葵「ねぁ、愛くん!! 海が見えるわよ!!」

万「え、まだ3月なのに人いるじゃん」

椛「サーフボード買おうかなぁ」

楓「倉庫の肥やしになるだけなんでやめた方が良いと思いますよ」

愛「また生徒会の依頼で海に行くことになるのかな?」

ち「今から山行くのに、海の話するんですね……!?」


万「椿先輩、運転上手いっすね?」

椿「そうよ~。お父さんと何回も練習したんだから」

時「バックの練習で、家の塀をぶっ壊しかけた頃に比べたら、めちゃくちゃ安心だよ」


椛「車ほしいなぁ……」

楓「前はバイク欲しいって言ってませんでした?」


ち「私、運転しようとしたら足届かないんじゃないですかね?」

葵「……否定しようと思ったけど、出来なかったわ」

万「俺が運転するから大丈夫だよ」


楓「先輩って本当にちよの事甘やかしますよね?」

愛「正直重いよね」


椿「気を付けなさいね万。年下は過保護だと嫌われるわよ」

時「姉さんが言うと説得力違うね」


万「俺、マジで気を付けた方が良いかな……?」

楓「いやぁ、ちよの場合は甘やかされるの好きなんでいいんじゃないですか?」

ち「よくないよ!? 適度な甘やかしにしてほしいです!!」


愛「あ、そうだ。富士見、ちょっと窓開けてもいい?」

葵「いいわよ。森を背景に写真撮ってあげるわ!!」


ブーン

バシン!!


椛「何? どうした?」

椿「大きい音したけど、大丈夫なの?」


愛「ごめん、大丈夫!?」

万「え、何? 何があったの?」

楓「鏡柳先輩、なんかしたんですか?」


葵「愛くんが窓を開けたら、タイミングよく虫が入ってきて、私の鼻に激突したのよ」

ち「山を走るとあるあるですね」

楓「あるあるっていうほど、起きる出来事じゃないよね!?」


椛「衝撃で死んでるけど、コレ、蜂じゃね?」

万「うわぁ、めちゃくちゃ危なかったね」

愛「ごめんね。目に当たらなかった?」


葵「これも愛くんからの愛情だと思えば平気よ」

ち「絶対に違うと思いますけどね」

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