【怪異シリーズ(ツチノコ編)】
新シリーズが始まります!!
超能力者VS怪異・妖怪・UMAなどなど
そこまでシリアスな話ではないですが、ちょっとした不気味さ、後味の悪さを残すシリーズです。
芽「なぁ、超能力研究会。ツチノコ探しを手伝ってくれないか?」
椛「頭おかしくなったのか」
愛「ツチノコってあの蛇みたいなやつ?」
万「そもそもツチノコが実在してると思ってないんだけど」
ち「でも居たら面白そうじゃないですか!!」
芽「そうだそうだ!! 超能力者が実在するならツチノコもいるだろ」
椛「いや、どういう理屈だよ……」
愛「超能力者とツチノコは別物じゃないかなぁ……」
万「ちなみにツチノコ探してどうするつもりなの?」
芽「え、いや、どうもしないけど」
ち「あ、見つけたらそこで終わりなんですね!?」
芽「まぁ、生き物をどうこうするつもりはないから、超能力で近くの山まで連れて行ってくれ」
万「別にいいけど……。見つかるかなぁ?」
椛「まさか見つかるまで探せとか言わねぇよな」
愛「そうなったら、適当な蛇の死骸をツチノコってことにしよう」
ち「でも、実在したら、ロマンチックですよね~」
万「ツチノコはロマンチックかな!?」
近くの山にて……
椛「おいおい、制服で山を歩くとかイカレてるだろ」
芽「フッフッフ。こんなこともあろうかと思って、全員分の登山靴を用意してある」
愛「ねぇ、僕、制服汚れるの嫌なんだけどー!!」
芽「……悪いがそこまでは考えていなかった」
愛「え~!? じゃあ、万、近くの服屋まで瞬間移動してよ」
万「嫌だよ。汚れたら洗えばいいじゃん」
ち「あ、先輩、そこの茂みに何か居ましたよ!!」
椛「どうせ蛇だろ。万、一応捕まえてくれ」
芽「その手には及ばない。サーモグラフィー装置を用意してあるからな!!」
愛「それだけ用意が良かったら、替えの服ぐらい用意してよ!!」
椛「サーモグラフィー装置貸してくれ。俺が見てみる」
キュィィィ
椛「やっぱりただの蛇みたいだな。ツチノコなんて居るわけねぇだろ」
万「それらしい気配は感じられないな」
ち「なんですか気配って!? 獣か何かですか!?」
芽「ツチノコが居ないとしたら、新種の植物とか虫とか居ないか?」
椛「もはや何でもいいんじゃねぇか。というか、ここ普通の山だぞ。居るわけない」
愛「ねぇ、そこの木に引っ掛かってるの何?」
芽「乾燥した蛇の死骸だな。珍しくもない」
万「へぇ、蛇ってお酒みたいなにおいするんだね。腐敗臭なのかな?」
芽「酒の匂い? 死体が腐ってもそんな臭いするはずないんだが……」
ち「でもこの木の近く、すごくお酒臭いですよ。あとは、何かが焦げた匂いみたいな……」
椛「本当だ。燃えカスが残ってる。なんだコレ、人の髪の毛か?」
愛「ここって登山道から離れてるし、危ないから人が立ち入らない場所だよね?」
ち「そもそも、この山、そこまで標高が高い訳じゃないから登山に向いてないですし」
万「すくなくとも人の仕業とは考えにくいよね」
芽「なのに人の髪の毛? しかも日本酒を零したような痕跡? 意味が分からない」
ち「人じゃない何かがいるってことですか?」
愛「何かって?」
芽「そりゃ、ナニカだろ。たとえば……
?「キシャァァー!!」
怪異シリーズ(ツチノコ編)・完
ツチノコの小話
蛇のような見た目であるが、中央部が膨らんでいる怪異。
日本酒が好物であり、味噌やスルメ、人の髪の毛などを焼いた匂いに釣られて現れる。伝承によっては猛毒を蓄えているとも記されている。
もしかしたら、実在するかもしれませんね。
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