【超能力先輩と餅】
ち「あ、先輩、お腹空いてないですか?」
万「いや、お昼食べたし全然だけど……。何かあるの?」
ち「実は、おばあちゃんがお餅を送ってくれたんですけど、家では食べきれなくて……」
ガラガラ
椛「うーす、さっき校長からいい物貰ったぞ。つきたての餅だって」
愛「きなことかも貰ってきたからみんなで食べよう」
万「え……」
愛「何その顔。万ってお餅嫌いだっけ?」
ち「いや、私も家から持ってきたんですよね。おばあちゃんが作ってくれたやつ……」
椛「……てっきり友田も来ると思ってもらってきたんだが、居ないのか?」
ち「三送会が近いですからね。演劇の練習に行ってます」
万「どうするの。1kgぐらいあるんじゃない?」
愛「前に友田ちゃんがきなこ餅が好きだって話してたから、いっぱい貰ってきちゃった」
椛「ここ最近、ずっと居たから今日も来るものだと思ったんだが……」
ち「まぁ、私が持ってきたものは持ち帰って食べるんでいいですよ」
万「いやいや、校長のお持ちの方を3人で持って帰るから大丈夫だよ」
椛「せっかくなら、つきたての方を食べたいだろ……」
愛「そもそも、校長からもらった方を4人で分けるにしても多いよ」
椛「餅って、腹にたまるよな」
愛「分かる!! 正月太りしそうになって、すごく焦った」
ち「さすがに体型の操作までは出来ないんですね……」
愛「4kg太るのはさすがにヤバいよね」
万「1月下旬って毎年お餅の消費に苦しめられてない?」
椛「ああ、去年も毎晩のように餅が出てきてたな。いつもウンザリしてるんだが、つい買いすぎちゃうよな」
愛「学ばないね……」
椛「学習して自制できる人間は4kgも太らねぇだろ」
愛「はーうっざ。罰としてそのまま食べろ~」
椛「何すんだよお前!! ああ、意外と味付けなしでも美味っ!!」
万「何いちゃついてんだよバカコンビ。小桜さんは醤油? きなこ? あずきもあるよ」
ち「醤油ときなこは校長からもらったんでしょうけど、なんであずきまであるんですか!?」
愛「それって、去年、おしるこ作ったときの余り?」
万「正解。開けてない小袋があったから、今から作ろうと思って」
ち「でも、またこんなことをしてたら、葵先輩に怒られませんか?」
ガラガラ
葵「その心配はいらないわ!!」
愛「ふ、富士見さん? 手に提げている袋は何でせう?」
椛「おいおい、もしかして」
葵「小菊、岸、アナタたち調味料の類も隠し持っているわよね。分けてくれないかしら」
ち「もしかして、葵先輩も校長先生からお餅貰ったんですか?」
葵「そうよ。生徒会を労うってことでもらったけど、持て余したのよ」
万「はぁ、いまからおしることお雑煮作るから、調理部に協力してもらおうか」
葵「それはやめておいた方が良いと思う」
椛「嫌な予感がするがあえて聞いておこう。なぜ?」
葵「調理部は、倍ぐらいの量のお餅を貰ってたからね!!」
愛「あの人、限度というものを知らないのか……!?」
檜「あらら、今年も作りすぎちゃいましたかね……」




