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18.もうちょっとマトモな奴が来て欲しい


「へいらっしゃい!!」



 昴一行は朝食を食べるために海王亭に居た。と言ってもファーストやセカンドは食事を必要としないのだが。



「創造主様、何をお食べになられますか?」


「なん…だと…」



 昴はファーストからメニューを受け取り、そのラインナップに少し驚いていた。朝食には持ってこいと噂されるからにはそれなりに朝食に向いている食事があるものだと思って居たからである。



「どうかなさいましたか?」


「なんでステーキしか無いんだっ…!!」



 そう、メニューに載っているものはどれも肉を焼いたこってり系料理ばかりなのだ。さすがの昴もこのメニュー表には苦虫を頬張ったような顔をしている。



「海王亭の海要素…ッ!」


「うっ、海は万物の母と言いますし…!朝から食す肉も意外と良いかも知れません!」



 自分からこのステーキハウスに昴を誘い込んだ手前引くに引けないファーストは昴に納得してもらえるように頑張って説明を繰り広げる!



「は?」


「申し訳ございません」



 だが真顔の昴に心底不思議な表情でツッコまれ一撃で説明をあきらめてしまった。



「まぁ店側にもお前にも罪はないからなぁ……よっし肉食うか!!」


「流石創造主様にございます!!」



 もはや茶番である。


 ちなみにこの世界に来てからお金ゲットしてないじゃん!と思ってしまう心配性の方もいらっしゃるかもしれない。だが安心してほしい、お金ならファーストが作れるので転移早々無銭飲食マンにはならないのだ!



「どうせ食うならがっつり食って朝からアクセル全開で行きますかね」


「それは良い案ですね!」


「創造主様に変な物をお出ししないか私が見張っておきます」



 そういうと昴はもりもりステーキセットを店主に注文し、セカンドは陰に溶けて消えた。



「そういえば、お前さ」


「はい、何でしょう創造主様」



 客席にはファーストと昴しかいないので、昴がお前というのはファーストしかいない。…一応セカンドも聞こえてはいるのだが。



「金級冒険者と闘ってみてどうだった」


「雑魚ですね。相手になりません」


「そっか」



 それっきり二人の会話は途切れる。正直セカンドも会話に参加したかったが間が悪いと思い全力で我慢した。そんなこんなで料理を待っていると、ついに注文してきたものが運ばれてくる。



「へいおまちィィィィ!!!!」


「いやデカくね??」



 昴に1d3のSANチェックが入る…そんなレベルのデカい肉塊が運び込まれた。こんがり焼けた肉はまるで丸太の如き太さを誇っており、昴が恐る恐るナイフでカットすると切れ目からはまるで滝のように肉汁が溢れだした。そして昴は一口サイズに切った肉をゆっくりと口に運ぶ。



「……う、うめぇ…」



 一口目の感想はそれだった。そう、単純に焼いた肉はやっぱりうまいのである。口の中に広がる肉のうまみが昴を笑顔にさせた。



「普通に美味しいぞこれ!お前も食うか?」


「おそれ多いですっ!創造主様の物を分けて頂くなどできません!」


「ええ~おいしいのに~」



 そう言う昴の表情はどこかの排水溝にいるピエロの如く笑顔であった。



/////////////////////



「はいもう吐きそう」



 そして15口程食べた頃には針地獄の罪人のような苦悶の表情を浮かべていた。しかし肉はまだ半分ほど残っている。



「創造主様!?気をしっかり持ってください!」


「まさか毒が!?いやしかし私が確認した限りだと…!」


「食い過ぎただけだよ!いわせんな恥ずかしいなもう!」



 肉を食しながら昴は思った。次生成する奴はもうちょっとマトモな奴が来て欲しいと。


 勿論マトモな奴なのど来るわけが無いのだが。

これからも眷属は増えていく予定なのですが、読者様の考えた眷属を作品に登場させるのも面白いかなと思っておりますのでもし暇な方がいらっしゃったらお知らせください。

※性格や能力等なんでも採用しますが、キャラ崩壊等する可能性もありますのでそこはご容赦下さい。

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