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いのりびと  作者: 奥宮イツキ
第三部
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第三部 プロローグ




じゅんしんむくなこどもは、

おとなのいうことはすべてほんとうで、

ただしいとおもっている。



おとながてまねきするほうについていけば、

おとながしめすみちをあるいていけば、

じぶんはただしいことをしているのだと、

あんしんできる。しんじてしまう。








けれど、あるとききがついた。



おとなはこどもにうそをつく。

おとなはだいじなことをかくす。



うそをついて、あらゆることをうそでかためて、

だいじなことをかくして、ずっとかくして、



それをつづけたけっか、

おとなもなにがほんとうなのか、だいじなことをどこにかくしたか、わからなくなってしまっている。










しんじつがしりたいならば、

もう、じぶんでさがすしかない。



じぶんがしんじることができるのは、じぶんだけ。






たいせつなものは、じぶんでまもるほかないのだ。







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