第54話 ヒーローさま!(12)(改修版)
えっ!
私はヤンキーの兄ちゃんさまの変態ぶりに対して驚愕……。
その後の私は乙女……。
そう《《あの時》》の私オスに襲われる無抵抗な可愛いメスと化して。
「きゃぁあああああああああっ!」
私は絶叫を上げ!
その後は再度! 自分の足をバタバタと荒々しく動かしながら抗い、抵抗をしながら。
「いや~ん」
「いやだ~」
「辞めて~」
「辞めてください~」
「おねがい~」
「許して~」
《《あの時》》の私は泣きながら、自分に覆いかぶさっているヤンキーの兄ちゃんさまへと、自分の身体や足を動かし、バタつかせ、抗いながらお許しを乞う。
だけど、もう既に……。私へと覆いかぶさるヤンキーの兄ちゃんさまは、その気……。やる気……。
まあ、十分……。
私のことをもう自分の彼女だと、何かしら勘違いをされていましたから。
私の耳元でヤンキーの兄ちゃんさまは容姿に不釣り合いな、気持ち悪い台詞……。
私のことを何度も「I Love You」を気持ち悪く囁いてきた。
しかし! 《《あの時》》の! ヤンキーの兄ちゃんさまの変態暴走はこれだけで終焉を迎えるわけではないですから!
ヤンキーの兄ちゃんさまは私のスカートの中に、自分の手を忍ばせて、私のピチピチした太腿をサワサワと気持ち悪く撫でるだけでは飽き足らず。
私の大きな胸へと。
「フンガ! フンガ!」と。
彼は鼻息荒く食らいついてもくるのです。
だから《《あの時》》の私の顔は悲痛な顔へと変わり。
「いや~ん! やめてぇ~!」と泣き叫び、許しを乞いました。
しかしヤンキーの兄ちゃんさまは、《《あの時》》に私が、他の娘達同様に、オスに怯えるメスへと完全に変わっていることを察して!
ヤンキーの兄ちゃんさまは私のスカートの中に忍ばせて悪戯行為をしている手で、とうとう下着を強引に脱がし始めだしたのです。
だから《《あの時》》の私は直ぐに瞼を究極ぐらい大きく開け! 涙をポロポロと流しながら。
「いや~ん!」
「辞めて~!」
「おねがい!」
「そこだけはゆるして~!」
「ゆるしてください~!」
「おねがいします~!」
「私は本当に生娘なので~! ゆるしてください~! 堪忍してください~!」と。
あの時の私は、自分の身がいよいよ危うい! 不味い!
本当にこのままではヤンキーの兄ちゃんさまに種付けされ、彼の彼女……。
ヤンキーの兄ちゃんさまのことが好きでもないのに、今後の恋愛……。人生を諦め……。
彼を婿養子にとらないといけない、危険な状態へと陥りながらも、私は最後の力を振り絞り、ヤンキーの兄ちゃんさまへと抗い続けるけれど。
しかし私に覆いかぶさるヤンキーの兄ちゃんさまは、抗う私へと優しく微笑みながら。
「大丈夫……。痛くないから……」と。
「君のことを大事にするから……I Love You~」とも。
泣き! 喚く! 私耳へとまた気持ち悪く囁いてきたから。
私はいよいよ不味い、オオカミに食べられてしまう……と。
《《あの時》》の私は、自分の純血が流れる覚悟を決めたのでした。
◇◇◇




