wW-73 Return
――白龍
南戸大佐の、
もう一つの呼び名。
だが、
『ホワイト・ドラゴン』と上官に弄られる。
部下からは、
『ブルーアイズ』と陰で呼ばれている。
A post claiming that a white feather had drifted down from a rainbow went viral on social media.
A white feather had drifted down from the rainbow.
I wanted to see it with my own eyes.
――But all I could see were photographs.
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映像は、
隔離室を映す。
渋谷の男は、
手錠で繋がれ、
うなだれる。
それを、
外から、
眺める者。
「白龍。ご苦労だった」
「いえ…」
敬礼する、
白龍。
司令官は、
隊員へ手を上げる。
隔離室が開く。
男と、
視線が合う。
息を呑む様な、
瞬間だった。
司令官は、
男の顎に触れる。
「変装でもしているのか?」
「じっくりと…」
「化けの皮を剥がしてやろう」
男は、
司令官の顔へ、
唾を吐き捨てた。
静寂。
瞬間。
傷口へ、
激しい衝撃。
男
「…かはっ!!」
大佐は、
俯き、
背を向けた。
少将
「ホワイト・ドラゴン」
南戸
「…はい」
少し、
不快そうだ。
少将
「ラファルサ少佐を連れ戻せ」
「やつの冤罪は解けた」
「チャーリー中佐を同行させろ」
南戸
「はっ」
大佐は、
部屋を出る。
しばらく、
廊下を歩いた。
立ち、
止まる。
手を、
震わせる。
息が、
震える。
安堵と、
同時に、
過去の、
古傷へ触れる。
南戸
『まだ終わっていない。連れ戻さねば』
震える、
指先で、
UIへ触れる。
Ratio【通信を受信。】
チャーリー
『…』
Ratio【中佐。いい加減にしてください。】
カルディ
『寝てるわよ』
『Ratio。アナタも休んだらどう?』
Ratio【ですが…。通信が止まりません。】
カルディ
『誰から?』
Ratio【南戸大佐からです。】
カルディ
『私から折り返すわ。切っていいわよ』
Ratio【了解。】
そっと近寄る。
白衣を、
中佐の、
肩へ掛けた。
カルディ
『あら、おじいちゃん。どうしたの?』
『中佐ならおねんねしてるわよお』
南戸
[そうか、研究室かい?]
カルディ
『御名答。コーヒー用意して待ってるわ』
南戸
[ありがたい。]
通信が切れる。
カルディは、
直樹と中佐の、
寝顔を、見つめる。
優しい表情で、
微笑んだ。
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What is contact...?
Touching.
A challenge for living beings.
We…
To keep in touch for the rest of my life.
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Dovira【ねえ、マヤ。】
Naparnik【どうせ、ろくでもないことですよ。ほっとけ。】
真彩
『なんか、ナパル口調変わってきてない?』
Naparnik【そんなことないですよ。】
Dovira【本気で無視しないでください!!】
Naparnik【さっきの人工衛星SNSで拡散されてますよ。】
Dovira【ああああ!!それ!私が言おうとしたのに!!】
真彩
『お前ら、うるさいって』
ラファルサ
『くだらない』
口元は、
緩んでいた。
夜空を、
見上げる2人。
月明かりが
2つの影が、
雲へと投影した。
Naparnik【通信を受信】
カルディ
[2人とも帰ってらっしゃい。大佐が泣いてるわよ。]
南戸
[誰が泣いてるって!]
カルディ
[しー。もう、中佐と直樹くん起きちゃう。]
南戸
[実行犯を捕らえた。]
[安心して帰ってきなさい。これは、上官命令だ。]
『『了解。』』
Naparnik【通信終了。では、奴を絞めましょう。】
真彩
『言葉悪!』
Dovira【先輩カッコイイです!】
ラファルサ
『騒がしい…』
真彩は、
少佐を覗き込んだ。
首を、
傾げる。
真彩
『先輩、どうしたんです?』
視線が、
静かに重なる。
ラファルサ
『いや…別に』
『帰還する。置いてくぞ』
そう、
言いいつつ、
真彩の手を掴む。
音もなく、
呼吸さえも残さず、姿を消した。
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This legend became forever etched into my young mind.
It became my reason for living.
I…
It wasn’t that I disliked my father.
I was afraid of reality.
The truth… squeezed my heart.
Even so, right now.
I am accessing this from the base.
Because the hero I look up to is my family.
Next time
――Reunion
ありがとう。
――ここまで、読んでくれて。
本当に、嬉しいです。




