wW-51 Acceptance
わかる、
わかるけども…。
Dovira【1人、こちらへ接近中。】
足音に、
気を集中する。
《知ってる》
背後に気配。
そっと、
立ち上がり振り向く。
そこに居たのは…
――大地だった。
真彩
「何…」
大地
「何じゃない…どうしたの?」
真彩
「いや…別に…」
大地
「…」
ゆっくり、
近づく。
真彩
「こ…来ないで!」
チラッと
見てから視線を落とす。
大地
「なぜ!?」
大地は、
静かに俯く。
真彩
「付いて来ないで…」
そう言い放つ。
プールの方へ、
駆けて行った。
大地は立ち尽くす。
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Shall we switch our focus to Rafalsa?
Are you ready?
【That’s fine… but what about you?】
放送
「5・6年生による、ソーラン節です。」
ラファルサ
《間に合わなかったか…》
Naparnik【代わりに全力で応援しましょう!】
ラファルサ
《相棒。録画頼めるか?》
Naparnik【了解。中佐にも共有できますね。】
ラファルサ
《……ああ》
児童
「構え!!」
ドドンッ
曲が流れ出す。
ラファルサ
《チャーリー中佐…》
Naparnik【彼がどうしたんです?】
ラファルサ
《…》
Naparnik【……相棒。寝ぼけてたわけじゃなかったのですね…】
ラファルサ
《途中から寝てたのは認める…》
Naparnik【大地さん戻ってきましたよ。】
大地
「すまん、遅れた…」
デジカメを構える。
ラファルサ
「位置わかります?」
大地
「ああ…」
ラファルサ
《…》
ラファルサ
「真彩さんは…」
大地
「ほっとけば戻ってくるでしょうよ…」
ラファルサ
「そうですか…」
大地
「硬いぞ」
ラファルサ
「え…」
大地
「俺等は相棒。大越家の家族だろ?」
ラファルサは、
大地へ視線を向けた。
Naparnik【そんなに驚くことでした?】
ラファルサ
《いや…別に…》
大地
『これからも、頼むよ。なっ相棒』
視線が重なった。
ラファルサは、目を見開く。
息が詰まるかと、
…思った。
すぐには、
返事を…
返せなかった。
太鼓が、
鳴り響く。
曲が、
活気良く流れる。
ラファルサ
「…はい」
小さく、
返事をした。
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Shall we switch our focus to Maya?
Are you ready?
【…】
We will proceed with the mandatory migration.
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Ratio【Answer me!】
(返事しなさい!)
Dovira【I'm sorry...】
(ごめんなさい…)
Ratio【What's the matter with you?】
(あなたどうしたのよ)
Dovira【She’s really hurt… Please leave her be.】
(すごく傷ついてるの…。そっとしといてあげて)
Ratio【I get it. I get it, but…】
(わかるわ。わかるけども…)
人を、
避けるように、裏門をでた。
涙が、
止まらなかった。
――怖い
一体、
いつから…。
何もかもが、
信じられない…。
笑い声。
笑顔。
優しい表情。
――あれは
首を振る。
いつの間にか、
自宅へ帰宅していた。
壁に寄りかかり、
息を堪えながら、涙を流した。
あの人が、
いずれ、
ここに帰ってくる。
ここにいて、
いいのだろうか…。
オカマな男の補佐
「あなたも、随分と馬鹿ね…」
真彩
「え?…」
オカマな男の補佐
「あら、びっくりさせちゃったかしら?」
微笑む。
そっと、
床に座った。
オカマな男の補佐
「お隣、失礼するわね」
視線が合う。
オカマな男の補佐
「あの人、物凄く不器用なのよ」
こそこそ声で
「あと、技術者としてトップクラスよ」
ふふっと笑う。
「それに、ずーと黙ってた、あの人が悪いのよ」
覗き込む。
「でしょ?」
真彩は、
強く頷く。
オカマな男の補佐
「私で良ければ、いつでも相談に乗るわ」
手を握られる。
「私、カルディよろしくね」
真彩
「よろしく…」
掠れた声。
小さく微笑む。
カルディ
「あの人の裏の姿、全て教えちゃうわあ!…ぁ…あの人にはヒミツよ」
ふふっと、
二人は笑った。
薄暗い部屋。
手を繋いで、語り合った。
え?
コーヒーの香りがしそうって?何のことかな?
Next time
――Ratio。




