wW-31 Fragrance
照れてる?
あの少佐が??
恥ずかしがってます。
大地
「つまみも買ってきた」
レジ袋を、
ダイニングテーブルに置いた。
真彩
「頼んだのも買えた?」
大地
「買った、買った」
真彩
「タグ切るから置いといて」
ラファルサへ、視線を向ける。
真彩
「お風呂どうする?」
視線を、
逸らされた。
【あれ、絶対照れてるよね。】
真彩
《ドヴィラ?》
【はいはい。】
真彩
《やめたれ》
【えー。可愛いのに…。】
真彩
《…》
大地
「風呂入ったら1杯どうすか」
ラファルサ
「あ…ああ」
口角が上がる。
真彩
「タグ切るから待ってて」
ラファルサ
「いい…」
真彩
《今なんて言った?》
ラファルサ
「自分でやる…」
【マヤ!やっぱり少佐照れてますって!】
真彩
《あっそ》
「ここに置いておきます」
ハサミを、
テーブルに置いた。
真彩
「大地」
振り向く。
大地
「ん?」
視線が合う。
真彩
「お風呂のこと任せた」
大地
「へい」
真彩
「さてと、こっちは仕舞いますね〜」
大地
「ビール冷やしといて」
真彩
「うい」
キッチンで、袋を開ける。
真彩
《美味そうなの買ってんじゃん》
《…》
《お邪魔虫は台所で……私の分が入ってる》
少し、
嬉しかった。
【マヤはお邪魔虫ではないです!】
真彩
《…》
【私は、ここにいますよ。】
真彩
《何の話》
【マヤの隣に居ます。】
真彩
《……ありがとう》
---
---
Passing the baton to Rafalsa.
Are you ready?
【All Rright!!】
真彩は、
キッチンへ。
横目で追う。
テーブルの、
ハサミを手に取る。
服のタグを切る。
ラファルサ
《あいつに見られるのだけは勘弁だ》
大地
「風呂の使い方、教えるからちょっと来て」
ラファルサ
「ああ」
大地に、
付いて行く。
脱衣所の使い方。
ボディーソープとシャンプー。
給湯の使い方。
ラファルサ
《実家のようだ》
ラファルサ
「わかった。ありがとう」
リビングへ戻る。
ラファルサ
《…っ!おいっ!》
《勝手に触るな》
「やめろ」
真彩
「え……ゴミ回収してただけだが」
ラファルサ
《確実に見てた。服めくってた》
睨みつける。
真彩
「わかったって。………ボクサー派なんだぁ」
ラファルサ
「おまっ…」
《最悪…》
真彩
「洗濯するんだから、腐るもんじゃないだろ」
ラファルサ
《…》
ため息。
大地
「風呂お先にどうぞ」
真彩
「追い焚きしてあるから」
下着とパジャマを渡された。
真彩
「さっさと入って」
大地
「ゆっくり浸かってだろ」
真彩へ
肩をすくめる。
大地
「気にすんな。まっ、のぼせんなよ」
頷く。
ラファルサ
《なんだか緊張する》
《毎回思うが》
《怖くなるのは何なんだ》
《別にお化けが怖いとか…そういう訳では無いが》
扉へ、
視線が行く。
ラファルサ
《入ってくるなよ》
服を脱ぐ。
大地に、
言われた通り、
下着類を洗濯機へ放り込む。
コンッコンッ…
ラファルサ
「誰だ」
大地
「俺だ」
ラファルサ
《大地?何だ?》
大地
「少し開けるぞ」
手だけ、
出てきた。
何か持っている。
ラファルサ
《あ…ボディータオル》
受け取る。
ラファルサ
「すまない」
大地
「ん。ごゆっくり」
去って行った。
ラファルサ
《…優しいやつだな》
---
---
Passing the baton to Maya.
Are you ready?
【Of Course!】
大地
「上司なんでしょ?」
真彩
「ん…まぁ…」
大地
「真彩のその態度よくないよ」
真彩
「ごめんなさい」
大地
「事情が…まぁ、わからなくもないよ?」
俯く。
無意識に、
首の後ろを掻く。
大地
「気をつけなよ」
寝室へ、
去って行った。
【お説教されちゃった。】
真彩
《…》
【マヤ?】
真彩
《そっとしといてくれないか》
【マヤ…。わかった。】
真彩
《ごめんなさい》
――数分後。
食器を、洗う。
無。
視線を感じる。
ダルそうに、
視線を合わせる。
フローラルな香り。
パジャマ姿。
こちらを見ている。
静かに、
見つめ合う。
水の流れる音が、
静寂を際立たせた。
フローラルな香り。
入口で、
ちょこんと立ってたら。
そりゃ…、
私でも見ますって。




