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 えーと?とりあえずあてずっぽうで言ったわけじゃないよね、うん。

 ごまかしてもすぐにばれるだろうし、正直に言うのが得策か・・・魔王の時のがあってがちょっとトラウマ気味だしね。

 「そ「おい、行くぞ。」

 遮ったのは勇者で、ワタシの手を取って部屋から連れ出した。

 え?は?何勇者ワタシのせっかく決心したのにセリフを遮るってどういうことだい?

 それとさっきから混乱しっぱなしでちょっと気に喰わない。

 しばらく無言で歩いていたが、部屋から大分離れて立ち止まった。

 「いいか?お前が『異世界からの訪問者』っていうのはなるべく伏せておけ。魔王のところはどうか知らんが、俺のまわりはわりと過激な奴らが多い・・・閉じ込められたくなきゃ言わないことだ。」

 ・・・・・物騒だね、凄く。

 え?何?もしかしなくてもさっき結構危なかった?そう考えると、血の気が引いた。

 「気づいているのは、キミと拘だけかい?」

 ていうかキミいつから気づいてたの、そんな素振り見せなかったけどね。

 さすが王、とでも言うべきなのかな・・・

 「そうだな、最初から気づいていたぞ?」

 「はぁ!?」

 早いにも程があるよ?何ソレ!全然気づかれていたなんて知らなかったよ!?もしかして勇者、あの時の動揺に気がついていたのか・・・?

 「なんとなく。」

 そんなわけなかったか。

 うん、まさかの回答だよ勇者それは予想していなかったかな。

 「そうか、そうだよね、キミだもんね・・・」

 「なにがだよ、意味わかんねー。」

 なんで一々つっかかるのかな、まぁ面白いしわかっていて言っているのだけどね。

 「おい。」

 「何かな?」

 急に真剣な顔して、不思議に思って聞き返したら背中から衝撃がきた。

 「背後に気をつけろ、と・・・」

 「嗄音ちゃん見っけー!」

 「もっと早く言え!」

 少なくとも抱きつかれる前に!

 「や~ん、嗄音ちゃんいいニオイする~」

 人間だよねキミ!え?なんだかどこぞの吸血鬼みたいなこと言っているよ!?誰かとは言わないけど!!

 とりあえず勇者、助けてくれ。

 目で訴えたら彼女(?)を引き剥がしてくれた。

 おぉ!なんか意思疎通できたことが地味に感動できるね、なんか目で訴えて伝わってその通りに動いてくれる人が少ないから・・・むしろ逆に動く人が多かったね。

 それにしても、さ。

 「へ、変態ってどこにでもいるものだね・・・」

 「俺は違うからな。」

 それくらいわかるよ。

 キミが変態とかだったらワタシどうすればいの、かなり凹むと思うよ。

 「え~?王様も結構性生活荒れてるじゃない。一人だけ常識人ぶるとかサ・イ・ア・ク♪」

 聞かなかったことにしよう。


遅い上に短くてすみません!!


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