犬猿の仲
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俺は先生たちに無理難題を押し付けられた後、不愉快な気持ちでその日を終えた。
──── 翌朝、俺は何事もなく学校へ登校した。
何事もなく、なんて事ねーな……
あれだけの戦いの後だって言うのに、学校に傷一つない
割れたガラスも砕けた壁も全て元通りに直っている。
どうなっているんだ…… たった一晩で修復するなんて不可能だろう。
誰かの異能力なのか?
「なにボーッとしてんのよ、変態、早く行くわよ」
「あ、いや…… てか、俺は変態じゃねーよ!」
「は? 面白い冗談ね」
「ナイスジョークだよ!琥太郎くん!」
姿を変えた霧雨が満面の笑みでそう言い放つ。
はぁ…… 朝から辛い仕打ちだぞコレ……
俺たちは教室に入ると、 教卓の前に黒崎が立っていた。
「おはようさん! 皆んなに伝えたいことがあって、コレで全員揃ったら聞いてもらえるか?」
「おはよう、 話って……」
「今日の標的についてや」
────── !?
「今日のうちに、3年A組のサッちゃん呼ばれてる生徒を殺そうか」
黒崎はクスクスと笑いながら、皆んなに提案した。
「なぜ、その生徒をピンポイントで狙うんだい?」
「そりゃ、 中谷くん、 君のせいやな」
「お、俺のせい? どう言うことかな?」
「君があの子の渡した書面にサインしたからやな」
「それに何か問題があったとでも?」
「あのルール、 邪魔やから無くすわぁ」
────── !?
「最英学園、生徒会書記、 彼女を殺そうや」
「待ってくれ! いきなりすぎる! まずは、詳しく話を聞かせてもらってもいいかな?」
中谷がそう言い放ち、 教卓に立っていた黒崎の前に立った。
なんか、すげー空気がピリついてるんですけど……
ルールを無くすって… あの狐野郎は何を考えてんだ?
学校でのルール
・9時〜17時は校内での戦闘を禁止する。
・23時〜7時は校外での異能力者同士の戦闘を禁止する。
これが入学した時から定められていた元々のルールだ。
そして、 中谷くんが生徒会書記? の異能力により、新しくルールの追加に同意した。
・午前9時から午後18時まで校内、校外共に戦闘禁止
・午前7時から9時まで校内、校外共に戦闘禁止
このルールが追加された。
追加ルールは中谷くんだけが適応させるのではなく、クラス全員が同意した事になっているらしい……
そして、 そのルールを破った場合は命を落とす。とのことらしいが……
実際、本当に死ぬのかは分からないし、俺には関係がない事だ。
「ルールが覚え辛いわ、 普通に好きな時に殺せる方が分かりやすくて、ええやろ?」
「君は何を言っているんだ!? 少し落ち着いた方がいい」
「ほんま、 中谷くん、 嫌いやわ」
「僕も、 君とは仲良くなれる気がしないよ」
「気にすんなよ、 コイツら、この状況にちょっと精神が追いついてねーんだよ、 分かってやれよ中谷、 俺らが大人にならなくっちゃ!」
そう言い放ち、 中谷の方へと駆け寄る1人の男。
宮代健
簡単に彼を説明すると、 中谷にベタベタとくつっく金魚の糞である。
「大人に〜〜 」
「そうそう、 黒崎も少し落ち着けって、 こんな状況だし、不安かもしんねーけど、中谷や俺が何とかするから安心しろよ!」
「ほんま…… 勘に触る」
─────── !!!!
「ぐぁぁぁぁぁぁ!!!」
突然、 宮代の左足が床に斬り落とされた。
同時に宮代は絶頂して、 床に倒れ落ちた。
「おぃ! 黒崎! 健に何しやがったぁ!?」
「何もしてへんやろ? 中谷くんの目の前に居たやろ、僕」
「お前…… 」
中谷は黒崎には目も暮れず、慌てて宮代の止血を始めた。
しかし、その周りにいた生徒たちはパニック状態に陥っており、 教室内はパニック状態であった。
「皆んな、 落ち着いて! 意識を失っているが死んでない! 僕は保健室へ健を連れて行く! 黒崎くん、 後で話がある」
そう言い放ち、 宮代を抱き抱えた中谷は教室を後にした。
そんな状況でも、 黒崎はクスクスと笑い続けていた。
おいおいおいおい、 大丈夫か? このクラス……




