最強VS不死身
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俺は驚きながらも、 全力で学校へと走っていた。
「 ───── 飛べ 」
急に日が暗くなった。
まるで、 大きな影に覆われたかのように……
俺はチラッと頭上を見た瞬間、 思わず足を止めてしまった。
空中には、 無数の大木が浮いてる。
環境破壊は良くないと思いますよマジで……
そして、 雨のように大木が地面に突き刺さる。
俺の頭上に落ちてきた大木を殴り、 なんとか回避する事ができた。
「 ─────ん!? 」
上ばかり気を取られていたせいで、 放たれた斬撃に気づくことができず、 左足が切り落とされた。
なんだよ今の攻撃……
けど、 即座に完治できる。
足を前へと踏み込んだ時には、 足は完治していた。
マジでヤバイな…… この調子で怪我を負ったら、 痛みを感じるようになっちまう。
身体強化だって、 体にかかるら負荷が大きすぎる、 俺じゃなきゃ数分で体が負荷に耐え切れず、バラバラになってしまうレベルだ。
俺の体も負荷に耐えられている訳ではない、 一瞬で破壊された細胞を一瞬で修復しているだけだ。
長時間の身体強化は正直まずい……
あれ? 待てよ……それ、 分かってて月影は俺に身体強化を100%も付与したのか?
・・・
あのクソ海女、 後で絶対に泣かす!!!
俺はそう心に誓いながら、 全力で走る。
「 ───── 飛べ 」
なっ!?
俺の身体や周りの木々がゆっくりと宙に浮き上がった。
「君が、 琥太郎くんかい?」
「いや、 違います、 僕は黒崎十夜って言います! 誰ですか?その、琥太郎?って?」
俺は息を吐くように嘘をついた。
「そうか、 すまない、 人違いをしてしまったみたいだ、 ところで聞いていいかな?」
「なんでしょうか?」
「さっき、 足を切り落とした思ったのだが、 なんで両足とも無事なんだい?」
「え、えっと…… くっつけたんですよ!それが僕の能力なので!」
「そうか、 君も異能力者か、 すまないが、 死んでもらうよ」
戦凪が両手でパンと手を合わせた。
「え!? ちょっと待って! 考え直してはッ!!」
すると、 先ほどまで浮いていた体が、 地面目掛けて真っ逆さまに落ちていく。
クソが……
琥太郎は地面へ落下した。
そして、 確実にとどめを刺すかの様に、 大木が体を直撃した。
「人違いだったか、 この辺りには後…… 12、多いな」
戦凪は他の生徒を探しに姿を消した。
そして、 姿が見えなくなったタイミングで、 大木の下敷きになった琥太郎は起き上がった。
死んだフリ成功
クソが…… 容赦なさすぎだろ
あんな男、 マジで殺せる気がしねー
とにかく、 学校に向かわないと……
ん!?
待てよ、 戦凪先輩にさっき自分のこと、 黒崎って名乗っちまったせいで、 追いかけてこないのでは……?
まずいな……
たとえ、 雲雀琥太郎じゃないって分かっても、 さっきみたいに戦凪先輩は異能力者を殺しにくる。
てか、 先輩って呼ぶのやめるか……
なんか、 今は先輩って呼ぶ感じじゃないし…
そもそも、 少し早く産まれただけの人間にわざわざ先輩とか呼ぶのもムカつくし。
尊敬する年上にだけ先輩って呼ぼう。
月影たちを守らないとな……
大変な役回りだわホント……
琥太郎はビルを降りる前に拾ったガラスの破片を戦凪の進んだ方向に投げつけた。
しかし、 木の下敷きだったため、 細かい位置は全く分からなかった。
けど、 戦凪の視界に入れば……
続けて、 倒れている大木の枝をへし折り、 同じように、 戦凪のいる方向へと投げつけた。
さっきみたいに、 デカい木を投げるより、 数を増やす。
ダメージを与えるらのが目的じゃない。
一本でも戦凪に当たるように、 視界に入るようにと考えた。
ガラスや枝は弾丸の様な速さで放たれていく。
───── !?
その全てが戦凪に届くことはなかったが、 その攻撃はしっかりと視界に入っていた。
「厄介な相手だな、 黒崎くん、まだ戦えるのかい、君は、 久々に楽しめそうだよ」
戦凪はグッと拳を握りしめ、 高鳴る喜びを抑えつけた。




