最悪の異能力者
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霧雨霞の裏切りにより、 俺たちは足止めする事は愚か、 多くの犠牲者を出してしまった。
2年C組は全員が戦凪の足止めに回っていたため、
戦闘向きの生徒も多く、 俺たちは逃げるので精一杯だった。
あの時、 3年A組の先輩たちが道を開いてくれなければ、 全員殺されていた……
その間に、 クラスメイトを助けに行った戦凪によって、 襲撃に向かった生徒も全員殺されてしまった。
生存者9名
『ハロウィン』は最悪の結果で幕を閉めた。
霧雨霞の異能力、 『千里眼』相手の異能力や人の心を読む事ができる能力
俺たちは最初から利用されていた……
途中で俺たちが2、3年生との共闘を破棄して、 攻撃してくる事は絶対に起きないと分かって……
裏がない相手を確実に騙して殺しにかかる。
あの女には作戦という概念は通用しない。
顔を見られた時点で、 全ての思考が筒抜けになってしまうからだ。
交渉や次の行動パターンすら筒抜けになる。
それに加えて、 彼女を取り巻く生徒たちもかなりの腕利きだ。
霧雨霞と戦うなら、 戦略がバレていても、 打つ手がない様な、 圧倒的な力が必要になる。
けど、 彼女は攻めてはこない。
知っているからだ……
この学科の地下に大量の爆弾が置かれている事を…
それがどれ程の威力かも分かっているから、 無闇に攻められないのだ。
あの爆弾には、 起爆スイッチが存在する。
起爆は新田以外にも可能なのだ。
爆弾同様に、 起爆スイッチも新田は生成できた。
そして、 彼は一つだけスイッチを作って、 託していた。
それは今、 宮森が握っている。
そして、 新田ほどのペースは無理だが、 彼女は鴉に所属する事で、 今もなお武器屋からの支援で、 爆弾を増やし続けている。
俺たちは、 その戦い以降、 自分たちから戦う事をやめて、その脅威的な爆弾を盾に身を守ってきた。
そんな切り札があるにも関わらず、 こちらから攻めるって事には、 霧雨霞も驚くだろう。
けど、 彼女に作戦や罠は通じない。
それは宮森も重々承知しているだろう……
けど、 宮森は良い作戦があると喜んで話していた。
読まれていても構わない作戦
それが今回の『ハロウィン』なのだ。
けど、 相手は3年の霧雨霞だ……
自分たちの予想を超える戦いになるかもしれない。
日々、 人形も増えている事だし、 俺も切り札を用意する頃合いだな
多分、 相手も切り札を使ってくるはず……
現在、 C組の生徒数は、 16名
先日、『体感操作』|と言う異能を使う男、 佐々木優雅 を倒してくれたおかげで、 かなり戦いやすくなった。
それと、 宮本烈は、 彼に任せるとして……
俺は、 あの男を殺す
戦闘を好み、 殺しを楽しむ男
壕魔八幡
入学前から知られた存在
異能力をえる前から、 殺人容疑で世間を騒がせていた男
しかし、 俺が入学してからも、その姿は、 ほとんど見せていない。
あれほどの狂人が、 こんな環境を好まない訳がないのに……
ヤツが異能力者になった時、 その名前は即座に全国へと轟いた。
『最悪の異能力者』と……
狂人の相手は狂人がしないとな。




