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戦凪凰覇

是非読んでみてください!

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「 私たちが1年の時、 戦凪凰覇(せんなぎ おうは)は、 当日の3年生を1人で壊滅に追い込んでいる」


──────── !!!


1人で壊滅だ…… 1人でも異能力を持った生徒を殺すのは難しいのに。


「でも、 彼は2年生に進級してから、 一度も生徒と戦っていない」


「ケガでもしてるのかしら?」


宮森先輩は首を横に振り、 話を続ける。


九鬼紅斗(きゅうき くれと)さんとの戦い以外で彼は、 一度も負傷した事がないんだよ」



「それじゃぁ…… 戦凪(せんなぎ)先輩は、当時の 3年生を無傷で壊滅させたって事になるんじゃ……」


「その通りだよ! 彼は正真正銘の化け物なの」


「なんで、 彼は戦ってないのよ?」


「それは、 彼は他の生徒が強くなるのを待っているんだよ」


──────!!


全く言ってる意味が分からなかった。


何を言ってんだ? 周りが強くなるのを待つ?


「意味がよく分からないんですが…… 」


「そのままの意味だよ、 変態くん達や私を含めて、 皆んなが自分と同等に戦えるようになるのを待ってるんだよ」


「なんでそんな事を……?」


「詳しくは知らないけど、 彼は(たが)が外れてる」


「そんな性格の人を仕向けさせるのは…… 」


「難しいだろうね」


「なら! 唯一、 ケガを負わせたって言う、 九鬼(きゅうき)って人を仕向ければいいのよ!」


月影はフン!っと胸を張って言い放つ。


「それも無理かな、 九鬼くんって深追いしないし、 すっごい慎重だから」


「なら、 どーーーすればいいのよ!?」


「戦凪凰覇の中で、 女王は自分より格下だと思ってる、 だから彼から仕掛ける事はない、 けど、 例外もある」


「勿体ぶらないで早く言いなさいよ!」


せかす月影をなだめなから宮森先輩は話を進める。


「彼はドスケベなんだよ!」


「は?ふざけてるわけ?」


「ちょっと、 先輩!?」


「変態くんと話しすぎて、 変態がうつったんじゃ!?」


「おい!」


全く想像してなかった言葉が出たので俺たちは戸惑った。


くっそ…… 眠くて辛いのに、 目が冴えちまった。


「至って真面目だよ、 彼はハニートラップに弱い」


「ハニートラップって……」


「過去に実行した生徒も数人いたけど、 結局みんな彼を殺そうとして失敗してるけどね」


「なら……」


「今回は彼を殺すんじゃない、 女王と戦わせるように仕向ける、 これは過去に試した人もいない」


「やりましょう! ハニートラップ! 星宮キラリが死んだら、次は女王様よ!」


「ハニートラップなんてバレたら、最初にやられるのは……」


「は? 変態、 アンタがハニートラップを仕掛けるのよ」


────── ん!?


この女は何を言ってんだ?


ハニートラップって言ってるんだ!?


戦凪さんってムッキムキの高身長男だよね!?


「宮森先輩、 一つ伺いたいのですが、 戦凪先輩って、 そっちのけが…… 」


「生粋の巨乳好きだよ」


「月影さん!絶対無理だよ! 殺されちゃうって! 巨乳好きって時点で霧雨さんは絶望的だし! ここは、 巨乳とは呼べないど、 かなりの物を持ってる月影が……」


数秒後、超強力なパンチが僕の顔面に叩き込まれた。


「死ね、 ハニートラップは宮森先輩に任せるわ」


「え〜 私はそんなに安くないんだよ〜」


ボイ〜んっと効果音がなりそうなくらいの胸を強調しながら、勝ち誇ったかのようなドヤ画をきめる。


この人…… ただコレがしたかっただけでは……?


「ま、 この話は、後輩ちゃん達の不眠が解けたらだけどね」


「時間も結構経ってるよね……」


霧雨も少し不安そうに呟く。


「そうね、 先生になんて任せたから、 余計に不安だし」


「まぁまぁ、 門田先生はかなりの腕利きだし、 信じてあげなよ」


「先輩は眠れるからいいかもですけど、こっちは眠れなくて辛いのよ」


「大変だね、 私はもう寝るよ、 おやすみ」


大きなあくびをして、 宮森先輩は部屋を後にした。


「アイツ、 寝れたら確実に殺すわよ」


悔しそうに月影が言い放つ。


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