姉弟VSアイドル
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凄まじい
物の数分で学校は火の海だ。
「これじゃ、 何人死んだかも分からないやー」
萠は指を頬に当てて、 可愛らしく笑う。
「俺の出番なさそうだね」
氷馬はトホホとため息ついて、 笑う。
恐ろしい姉弟だ。
「あっつい〜い!」
─────── !!!
正面玄関の方から声が聞こえてきた。
「おい、 今声が…… 」
「分かってる、 君は黙って見てればいい」
氷馬が正面玄関に目掛けて手をかざす。
『氷槍』
そう言い放つと同時に、 槍のような形状をした氷の塊が、 玄関目掛けて放たれた。
───────
「さて、 これで死んでくれたら有り難いが」
「それは無理かな、 はい、 残念でしたー! 」
氷馬の言葉に返事が返ってくる。
玄関の奥から聞こえてくる。
同様に、 ガリガリっと氷を砕く音。
「はい、 ご馳走様でしたー! 」
─────── !!!
玄関に突き刺さった氷は数メートルはあった。
それが、 今は数センチしかない。
目の前に見えるのは、 3人の女子生徒
いや、 この3には……
「──── desire!!!???」
「おっ! 私たちの事知ってるの? 嬉しい! 」
「あの子、 朝テレビに映っていた子じゃ……」
霧雨が驚いた様子で月影達に確認する。
「そうね、 変態、 後の2人も知ってるようだけど、 あれもアイドルなのかしら?」
「あぁ…… 星宮キラリと同じdesireって言うアイドルユニットのメンバーだ」
「はい、 説明ありがとね、 変態くん、 私が、 食べて、 踊って、 殺せるアイドル! 飯野ペコ!で、 こっちがッ!」
「誘って、 踊って、 殺せるアイドル! 桃ヶ崎ユリかな☆」
「そして〜! 私がdesireのリーダー! 歌って、 踊って、 殺せるアイドル! 星宮キラリで〜す☆ 」
まさか、 黒崎が探していた相手が目の前に……
なんで……
おそらく黒崎達は殺されてはいない。
授業が終わってすぐに学校を後にしている。
戦っていたのなら、 校内からは出てこないはずだ。
最初から校内に身を潜めていたのか…?
「運が良いわ、 探す手間も省けたし、 ここで殺すわよ」
「『身体強化 全身』」
月影が俺の背中にポンッと触れて呟く。
「殺さなくていい、 活動休止くらいにはできるでしょ?」
「ありがとう…… 」
今朝伝えた俺の考えを組んでくれているらしい。
好きだったアイドルを殺す。
そんな事は出来ない。
でも、 月影達は絶対に傷付けさせない。
「『氷弓』」
30、40cm程度の長さをした氷の矢が大量に降り注ぐ。
「自己紹介とかいらない、 死ねばいい」
氷馬はそう言い放ち、 技をくりだした。
「ちよっと! いきなり攻撃とかあり得ない! ちょっと、 空気読みなさいよ!」
しかし、 そんな攻撃をもろともせず、 3人はその場立っている。
全くの無傷だ。
一体どうなっているんだ……
相手は3人、 こっちは6人だ。
数では確実に有利だが、 月影と霧雨は戦闘向きではない。
原木直也
彼の能力は分からないが、 がたいも良いし、 期待して大丈夫だろう。
そして、 この姉弟がいるんだ。
落ち着いて、 連携して戦えばいける。
「飯野だっけ? お前は俺が殺す」
「おっ! 急に攻撃してきたくせに、 ちゃんと自己紹介は聞いてたみたいで良かったよ〜! 」
「『氷弓』」
「だからッ! 空気読まないよッ!!」
氷馬と飯山ペコが戦闘を始めた。
あれ?
協力して……
「じゃ、 私はアナタを殺すとするかな〜」
「ふっ、 冗談はその、 残念な胸だけにして欲しいかな」
桃ヶ崎ユリはフッと笑みを浮かべて笑う。
もちろん、 不知火萠はそうとうお怒りの様子に見える。
「じゃ〜 私の相手は〜 君かな?」
「んっ…… 」
星空キラリが指を刺す。
その先は……
「いや、 暴力は良くないですよ、 3人ともアイドルじゃないですか!?」
「うん! 大丈夫だよ! 歌って、踊って、 殺せる! アイドルだから☆」




