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私の錆  作者: 与利マチ
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いつもの――

“心は鉄だ”こんな話を聞いたことがあるだろうが、鉄は雨に打たれると錆びてやがて腐敗する…心が腐敗しないためには誰かが傘をさす。それで心を保つ。そんな話だ――


朝は嫌いだ。いつもの日常が始まる、また学校に行かないといけない

いじめられてる、学校が嫌な訳じゃない

ただ僕は、今この瞬間を楽しめないんだ

――学校に行っても友達はいない。人と関わるのは苦手なんだ。人間なんて何を考えてるからわからない。なのにあのバカ共はなんで信用ができるんだよ。まぁ所詮バカ共だし。僕はただただ浮いている、それだけだ、僕は1人教室の隅で本を読む。

『おい雄大、何読んでんだ?』

…そうだった、独りじゃなかったな

伊藤 裕二、俺の唯一の喋り相手だ、さっきも言った通り俺はこいつのことを信用していない

だって所詮こいつもあいつらと“同類”なんだから

「別に、何でもいいだろ」

正直裕二でもそんなに喋りたくない

こいつだって何考えてるかわかんない

『えー教えてよ―』

…毎度のことながらしつこいな

「うるさい」

僕はそう言い放ってしまった

裕二はあっとなり寂しそうに『ごめん』と言いながら去っていった

…やってしまった。まただ、ほんとに自分の悪いところだよ。

でも僕に話しかける勇気はない。

外の陽光が嫌がらせかのように僕を照らす

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