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11話-3
-愛璃雛視点-
…帰路
アルセがおかしい
あの後、急に思い詰めたように黙り込んだ
私はと言うと
気を失って…気がついたら病院にいて…
私が気を失っていた間、大変な事がコロニーで起こって…
……正直、把握出来ていなかった
…そして、私自身の事も
何があってそうなったかさえ、わからないのだ
「…兄ちゃん?」
『…………
アリス……明日……
……明日、バイトが終わったら…話があるんだ…』
「……明日?
今日じゃ駄目なの?」
『…心の準備期間みたいなものだよ
…俺と君の』
「…有青……?」
有青はそれ以上何も言わなかった
…私が倒れて
すぐにまともに機能してなかった病院に連れて行かれ
治療が終わったのは
翌日の夕方
その日、学校は休みだった
昨日の事があったから
明日から…なので都合がいいと言えば都合がいい
…でも、明日…
有青は…兄は…
私に何を伝えるつもりなのだろうか…
やっぱり、私の…眼の事?
それとも………?




