幕間〜更なる成長を目指す勇者達〜
「美憂〜、今これどこに向かってるんだ?」
「帝国よ。私たちはずっと迷宮で鍛錬してきたから、まずはこれまで挑戦してきた迷宮の1つ上のレベルに挑戦しようって話したでしょ?だから今帝国にある迷宮街に向かってるのよ」
「確か10個くらい迷宮があんだっけか?」
「そうよ、足閉じなさい。女の子でしょ」
「暑いじゃんよ〜、どうせ朝陽しかいないんだし〜」
「僕は気にするよ!?」
「何照れてんだよ〜。もうそれ以上のことしてるだろ〜?ん〜?」
そうなのだ。
僕はもう彼女たち4人と関係を持ってしまっていた。
この世界に来るまではただの友達だったのだ。しかし、召喚の時の裸や急に違う世界へ連れてこられた時の不安。
王の前では皆気丈に振る舞っていたのだが、毎夜俺たち4人になると日本にいる友達や家族のことを思い出し、不安が募っては泣いていた。
そんなこともあり、朝から晩までずっと一緒にいた俺たちが体を重ねるのは当然だったのかもしれない。
「沙亜嵐!真昼間からそんな話しないで!」
「そんな怒んなくても...」
あ、沙亜嵐がいじけた。それを隣に座っていた由樹が宥める。
そんな風に仲睦まじく(?)話していると活気のある街が見えてきた。
「お〜!ここからでももういくつかダンジョンが見えてるじゃんか!」
「僕たちが行くダンジョンももう見えるのかな」
「外側は全部一緒だからわかんないなぁ」
それから徐々に大きく見えてくるダンジョンを視界の端に捉えつつ、帝国の迷宮街に入る検問が見えてきた。
そうして僕たちは検問を通り、ギルドでCランクダンジョンへの入場手続きをする。
「おーし!やっとか!早く行こーぜ!」
「ちょっと待ちなさい!まだ用意とか何もしてないでしょ!あんた女の子なんだから少しくらいそういうこと気にしなさいよ!」
「つってもよ〜。そんなにいっぱい持って行けねぇじゃんか。テントとか飯くらいだろ?」
「それでも1週間分くらい持っていくんだから手伝いなさい!」
「うへぇ...。へいへい」
美憂に引きずられるように沙亜嵐が連れられる。
「そういや、カイトって今頃どこで何してるんだろ?」
「.............?」
「まぁ美憂が言うには僕らより強いらしいし、大丈夫かな。あの子たちを傷つけてたら僕が許さないけど!」
由樹がハイハイっといった風に先に行ってしまった。それに遅れて僕も彼女らについていった。
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