第23話 新たな仲間
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俺たちがレドックの町を出てから4日が経っていた。旅の道中は相も変わらず、サニアの特訓を兼ねつつ、次の目的地である王都へと向かっていた。
「この辺はもう王都にも近いらしいけど、人がいないな。王都って言ってもそんなに人はいないんだろうか?」
「さぁ...。わたしの村はもっと東の奥だったからよく知らないわ...。それよりも主さま?お肉が食べたいわ...」
「サニアは色気よりも食い気だな...。それじゃあお昼ご飯にしようか...と、ちょっと待て。奥から人の集団が来る!隠れるぞ」
「お肉...わかったわ、何人くらい...?」
「匂いからすると馬もいるな。てことは馬車か。人数は結構多い。25人ほどだが、今も減り続けている。...なるほど魔物の集団に襲われてるのか」
「そんなに多いってことは商人の集団か、奴隷たちね...。どれくらいの頻度で減ってるの...?」
「結構な勢いだな。100mに1人くらいのペースで減ってる」
「ならほぼ確実に奴隷ね...。使い捨てられてるんだわ...」
「そろそろ視界に入るぞ。...来た、俺の近くにいろ。そうすれば多少は周りと同化させられる」
そうして目の前に出てきたのは、見たことのないエンブレムを背負った馬車の馬を操っているものと後ろの荷台に乗ったたくさんの奴隷たち。
そして一定間隔で捉えた奴隷を魔物たちに放り投げている、馬車と同じエンブレムを背負った騎士達だった。
また、それらを追いかけているのは地球にいる虎と同じ形はしているが顔が2つあることと、色が青色をしている魔物だった。
そしてその数は少なくとも30はいるだろう。...最悪50いるかもしれない。その時後ろのサニアから殺気が放たれた。
「あいつら...!わたしの村を襲った奴らと同じエンブレム...!」
「なんだと?...そうかあいつらか、亜人蔑視の宗教ってのは。よく見れば奴隷も亜人ばかりだな。どうする?サニア助けるか?それとも復讐を果たすか?」
「わたしの村を襲ったヤツと同じエンブレムだけど、襲ったやつはいない...。でも同じ目に合う人は出来るだけ減らしたい...。行っていい...?」
「そんなこと聞く必要はない。サニアのしたいようにすれば良い。俺はそれを手伝うよ」
「ありがとう主さま...」
そう小声で言うとここ数日で上位スキルに進化した敏捷力を生かして馬車に突貫していった。俺はその後ろからついていく。
サニアは瞬く間に馬車に追いついて騎士たちを裂き、後ろから迫ってきていた魔物にも攻撃を加えていく。
流石にこれだけの数の魔物を1人で相手させるのは厳しいため、俺は魔物を優先的に倒していく。
初めて会う敵だからか、まだ持ってないスキルもいくつか持っていた。
そうして10数分する頃には全て掃討し終わったが、残念なことに馬車に残っていた奴隷は数人しかいなかったらしく、その数人も1人を残して殺し損ねた魔物に食われてしまっていた。
「主さま...この子しか助けられなかった...」
「仕方ないよ。加勢するのが遅かったからね。...君の名前はなんていうんだ?」
「っ...」
サニアが馬車から連れてきた子は耳の尖った幼いエルフの子だった。
先ほどの騎士たちによほど乱暴に連れてこられたのか人間である俺に対して酷く怯え、サニアの後ろに隠れる。
サニアには同じ亜人であることと助けてくれたことですぐに懐いたようだ。
名前:レイミア・シルフィード
種族:森長耳
Lv:13
ステータス:体力124
魔力267
攻撃116
防御124
敏捷132
知力154
スキル:星詠廻転Lv.- 風魔法Lv.2 弓術Lv.1
称号星を識る者 風精霊の愛し子
スキル 星詠廻転 その星で起きた、あるいは起きることを識ることができ、そしてそれを再現できる。精神と能力に応じて出来ることが変わる。
称号 星を識る者 その星で起きた、あるいは起きることを識り、根源を理解することが出来る。だが、全てを理解しようとすると魂が破壊される恐れがある。
称号 風精霊の愛し子 風精霊に祝福を受けて生まれた。風魔法や同系統のスキルの熟練度が上がりやすい。また、精霊と対話することが出来る。
「これは...」
このスキルは使いどころを誤れば即座に星が消える。全てが必滅なのであれば、能力次第でこの星を消すことも可能ということだ。
とても今のこの子に扱える代物ではない。
「サニア、これから王都に向かう話はしたな。そこでは亜人蔑視を推奨しているわけではないが、意識の基本となっているらしい。だから奴隷しか一緒に入ることができない。そこでこの子には酷だが俺の奴隷となってもらう。そのための説得をしてくれないか?」
「わかったわ...。頑張ってみる...」
「頼んだよ」
俺は博愛主義者では無いし、出来るだけ偽善者にはなりたくない。俺の偽善の定義は賛否あるだろうから説明はしないが、俺に関係しないものまで助けるつもりはない。
だが、1度でも助けたいと思う相手ならば、何を押してでも助けたいと俺は思う。
こうして成り行きとはいえエルフの子を助け、サニアに懐いた。
ということはもう俺が守る理由にもなるだろう。
そんな存在たちをいくら表向きには推奨されていないとはいえ、亜人蔑視が根付いている都市に行くのだ。対策は考えておかなくてはならないだろう。
では、なぜそんな都市にわざわざ行くのかというと、正直言ってただの勘だ。
だが、俺はそこに行かなくてはならないような気がするのだ。要するに特に深い理由はない。
あえて付けるとすれば行ったことが無いのに噂だけで判断するのは気持ちが悪いからだ。
本当に俺の奴隷などに対しての扱いが悪いならもう深入りすることはないし、俺も好きになれないだろう。
名前:日向 海斗
種族:人間
年齢:18
Lv:194
スキル:《常》Up迅爪Lv.5
《能》New咆波Lv.4
名前:サニア・バードレイ
種族:狐獣人
Lv:129
スキル:変幻碧尾Lv.- 極氷魔法Lv.1 閃爪Lv.2 俊敏Lv.10→New瞬動Lv.1 Up闘術Lv.9 採掘Lv.2 隠射Lv.1
称号:尾格者 限界突破者
その夜、しばらく歩いたところに川があったのでそこで夜を越した。
その時にサニアはレイミアを説得してくれたようで、多少怖がったが、俺の“奴隷術”を受け入れてくれた。
また、簡単な自己紹介をし、それから数日後王都を囲む壁が見えてきた。
「ようやくついたな。サニアもレイミアもお疲れ様、街に入ったらまず宿屋を探そうか」
「わかったわ...」
「はいです」
この数日でレイミアはだいぶ俺に慣れてくれたようで話すこともできるようになった。
名前:レイミア・シルフィード
種族:森長耳
Lv:21
ステータス:体力196
魔力341
攻撃203
防御196
敏捷234
知力257
スキル:星詠廻転Lv.- Up風魔法Lv.3 Up弓術Lv.2
称号星を識る者 風精霊の愛し子
レイミアも俺たちとパーティを組むことでレベルが少し上がっていた。
まだ俺たちには遠く及ばないが、ゆっくりやっていればいい。
サテュラで起きたような大災害など、そうそう起きはしないのだから。
名前:日向 海斗
種族:人間
年齢:18
Lv:194
スキル:
《特》簒奪Lv.- 透破之魔眼Lv.-宣実強制Lv.- 領域選定Lv.-
《武》剣聖術Lv.10 槍聖術Lv.10 弓聖術Lv.10 闘聖術Lv.10 斧聖術Lv.8 槌聖術Lv.6 棒聖術Lv.8
《魔》火魔法Lv.5 水魔法Lv.7 雷嵐魔法Lv.10 大地魔法Lv.4 樹魔法Lv.6 光魔法Lv.6 暗黒魔法Lv.4 錬成術Lv.8 奴隷術Lv.7
《耐》豪炎耐性Lv.6 極氷耐性Lv.3 雷嵐耐性Lv.10 大地耐性Lv.6 自然耐性Lv.4 神聖耐性Lv.2 暗黒耐性Lv.4 毒耐性Lv.7 麻痺耐性Lv.8 昏睡耐性Lv.2 石化耐性Lv.3 阻害耐性Lv.4 精神耐性Lv.4 恐怖耐性Lv.3
《常》体力自動回復Lv.7 魔力自動回復Lv.5 看破Lv.5 統制Lv.5 剛力Lv.10 頑丈Lv.7 瞬動Lv.10 良識Lv.8 精密Lv.5 超嗅覚Lv.10 迅爪Lv.5 身代わりLv.3 夜目Lv.3 繁栄Lv.10 深化Lv.3 心眼Lv.8 虚言Lv.8 交渉Lv.8 予知Lv.4 罠感知Lv.7 闇討ちLv.1 投擲Lv.8 操糸Lv.7 秘書Lv.6 突破Lv.3 覇轟Lv.5 震空Lv.4 覇墜Lv.5 謀略Lv.6
《能》全鑑定Lv.1 偽装Lv.6 Up集団行動Lv.7 顎壊Lv.8 体臭操作Lv.1 幻惑Lv.4 融体Lv.3 死霊作製Lv.8 千里眼Lv.6 自己再生Lv.6 物理透過Lv.6 威圧Lv.6 念話Lv.6 限倉庫Lv.9 罠作成Lv.9 罠解除Lv.6 異種伝心Lv.10 空歩Lv.6 隠射Lv.4 水吐息Lv.3 同化Lv.9 魔炎糸Lv.6 炎纏糸Lv.5 闇無Lv.4 狂化Lv.9 壊震波Lv.6 支配Lv.4 咆波Lv.4
《補》採取Lv.8 伐採Lv.7 農業Lv.9 採掘Lv.6 解体Lv.8 運搬Lv.4
称号:簒奪者 強者食い 死霊操者 限界突破者 透破者 武を知るもの 魔を知るもの 嗅知者 槍の寵愛 剣の寵愛 嵐の寵愛 弓の寵愛 速の寵愛 嵐の加護 闘の寵愛 栄える者 力の寵愛 通ずる者 宣実者 域選者
名前:サニア・バードレイ
種族:狐獣人
Lv:129
スキル:変幻碧尾Lv.- 極氷魔法Lv.1 閃爪Lv.2 瞬動Lv.1 闘術Lv.9 採掘Lv.2 隠射Lv.1
称号:尾格者 限界突破者




