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ようこそ、ファンタジー世界へ。~赤い帽子とトナカイの物語~  作者: zienN
最終章:サンタクロースの仕事
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メリー、クリスマス:ラストの視点


「おーい、注目―!」


手を叩いてこちらに関心を向け、騒いでいたやつらもようやく静かになる。


「今から今日の最後のメインイベントを始めるぞ!」


「えー、最後!?」


「いやだ、もっと遊びたいー!」


残念そうな声が上がるが、構わずに続ける。


「最後はこのパーティの主役、サンタクロースから、お前らへプレゼントがあるらしい!それじゃあご登場願いましょう!サンター!」


上の方で待機しているらしいサンタに向けて、声を張り上げる。




しかし一向に、サンタが降りてくる気配はない。


「・・・あれ?おーい、サンタ、出番だぞー!」


呼びかけても、なんの反応もなく、むなしく声がこだまする。


「リィナ。サンタさん、上にいるんですよね?」


「うん、呼んでくれって言ってたはずだけど、、」


次第に周りもざわつき始める。


くそ、全然降りてこねえじゃねえか!

まさか、寝てんのか?


「おーい、サンタ!出て来いよ!おいってば!」


出せる限りの声で叫ぶ。

そしてやっと、応えるように小さな鈴の音が鳴り響いた。


少し遅れて視界に映った、なんの塗装もないそりを引くトナカイと、赤い帽子をかぶった今日の主役。




「ホッホーウ!メリークリスマス!」


「あ!来ましたっ!」


そりに乗ったサンタはその後ろに同じような雪の帽子をかぶる雪だるまをのせて円を描くようにゆっくりと降りてきた。

後ろの雪だるまのもつ袋から光があふれて、そりの軌跡をなぞるように光が降り注ぐ。

出来上がった光の螺旋階段が、木の周りを囲む。


「ったく、粋なことしやがるぜ、、」


―――――


「わー!すげー!今のどうやったの?」


「空飛んでた!僕も乗りたい!」



時間をかけてようやく着地したサンタのもとには、ちび共が群がる。


「おー、割とうけてるみたいだな。よかったぜ」


「ノー!」


「まあみんな、落ち着いてくれ。それじゃあ今から、良い子の君たちに、サンタクロースからプレゼントだ」


「わーい!」


そしてサンタは一人一人にかわいく包装されたプレゼントを配る。

中身はマイの手作りの小物らしいから、まず喜ばないやつはいないだろう。

プレゼントも配り終わり、最後にケーキを切ったら、すべての演目が終了する。


「それじゃあ、僕からのプレゼントはおしまい。みんな、サンキューな!」


サンタのその宣言で、俺たちが用意したすべての演目が終了した。

さて、後はケーキを切るだけ、、


「よーし、ケーキ、切るぞー!」








「でも、ケーキを食うその前に、最後に僕たちから、今日という日の思い出を、プレゼントだ!」


ご覧いただきありがとうございます。

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