暴飲暴食の代償
翌日。
「飲みすぎた、、」
「うう、、」
昨夜久しぶりに暴飲暴食をした僕たちは胸やけと胃もたれのダブル攻撃を食らい、椅子を並べてカウンターで突っ伏している。
僕は客側のカウンターに椅子をもってきてリィナと向かい合う形で突っ伏している。
「店番がいて助かったぜ、、」
今日は休み、ということにしたかったのだが、さすがに飲みすぎ(アルコールはないが)で店を休んだなんてしれたらどんな仕打ちをされるかわからない。
だから、今日はスノウマンを外に配置させて店番をやらせている。
売り子の仕事だけで、今日は個別の注文は受け付けないが。
「それで、、結局どうするんですか?」
「えー、何を?」
「準備ですよ。孤児院の子たちに何かするんでしょう?」
「あー、そういえばそうだったなあ、、」
そう。
その場しのぎの嘘によって僕たちはユウリッドさんの孤児院で何かしらの出し物のようなことをしないといけなくなってしまったのだ。
「んで、どうするんだよ。サンタ」
「んー、知らね。ラストとマイで考えてくれ」
「はあ!?うう、腹が、、おい、どういうことだよ」
大声を出した拍子に、腹を抑えるラスト。
「いやあ、孤児院のことはよく知らないからそっちの二人で考えろよ。金は全部出すから、好きにやれ。まあ、あんまり高いと困るから、予算は、1000万ユインくらいで頼む」
「サンタさん、言い出しっぺなのに、、」
「あれはお前らを助けるために言ったんだ。説教が早く済んだだけ感謝してほしいものだ」
「それにしても、1000万なんて、どこから出てくるんですか、、?」
マイが当然の疑問を僕に投げかける。
「ああ、最近いい金策を見つけてな。リィナと一緒に、この前盗賊のゴブリンを倒したんだが、それだけで50万だ。だから、一日10回も似たようなのをやれば、それだけで500万は稼げるらしいぞ」
「・・・本気で言ってるんですか、、?」
「ああ、割とまじで。口だけってのも悪いから、今から行ってくる。リィナ、行こうぜ」
向かいで突っ伏しているリィナの頭の上にポンと手をのせる。
「ええぇ、今お腹がとんでもないことになってるんだよ、、今日は休もうよー」
「だってお前、僕だけじゃクエスト受けられねえじゃん」
「うーん、ちょっと待ってよ、、昼、昼になったら、一緒に行ってあげるから。少しだけ、休ませて、、」
「まあ、それなら。僕も、なんだかんだ普通に腹やばいからなあ、、」
「よくそれで行こうと思ったね、、」
「まあ、一応胃もたれも、このポーションの範囲内だろうからなあ、、」
「どうしましょうねえ、ラストー」
「うう、やべ、吐き気が、、わり、ちょっと席外す」
不快感を詰め込んだ胃袋を抱えた4人はしばらくの間ろくに動くこともできず、たまにうなり声を上げるか、深くため息をつくだけで、午前中は過ぎていった。
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