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平凡希望しかし現実苦し  作者: 澤木弘志
序章
15/56

完成

寝て起きて作業して、また寝て起きてを繰り返して一週間過ぎた。

こまごましたものやら家具の大きなものまで能力を駆使して作り上げた結果

まあまあ満足のいく生活拠点となった。


拠点の広場の中央に座す大木の家の周りには数種類の新種の木や植物が生えている。

布を生みだす「糸の木」

硝子の葉をつける「水晶木」

時間と道標を示す実と葉をつける「導の木」

光を灯す花「灯華」

消臭と清浄効果のある草「清々」

あと、薬の花「薬鈴」

この花は鈴の音がする花で色分けで効用が違う。

赤なら体力回復で黄色なら外傷の治癒に、青は体内の病等に効き、白は精神及び魔力の回復に効く。滅多に咲かない黒は多色の効能全て効き失った肢体を生やす効用がある。

この薬鈴の花は試したことが無いのでいまいち実感が無いのだが今までの生成を見ているとおそらく効用は想像どおりに適用されるはずだ。

赤い花と黄色い花にいたっては動物が食べて回復していたのを見ていたので大丈夫だと思う。

他の木についての詳細は追々語るとして

そのほかの植物は食べ物全般になってしまった。

小麦や米、各種野菜とサトウキビ。コレも本来の形や形態がまるで違う。

一つの植物に数種類の野菜が実をつけることもある摩訶不思議なモノになってしまった。

それは一個一個作るのが面倒だったからなんだけど…やりすぎたかな?



家の中はというと

まず全ての部屋に照明を置いた。

この照明はランタンのようなもので外にある光を灯す灯華を入れている。

この花は空気を遮断すると光る性質で光を消す場合は空気を入れるため蓋を開けておけばいい。灯す場合はその逆で蓋を閉めると光る。

ランタンを設置したおかげで明るくなった室内。

一階のキッチンには窯も使えるようにして棚には木製の調理器具と食器が置いてある。

洗面所には糸の木でつくったタオルを置いて、トイレには清々の草を設置、これはトイレットペーパーの役割もあるので便利。

ダイニングにはソファーに布を何重にも重ねたクッションを敷いた。後は机が置いてあるだけのシンプルな部屋。



二階の各部屋にはベットと簡易の机と椅子、小さなチェストを置いてある。

三階の小部屋は日当たりが一番良く窓も大きいのでサンルーム的な感じで揺り椅子や観葉植物なんかも置いてある。

この家で一番広い書斎兼書庫には家具や小物で余った木片や木くずなんかで紙にして本に加工。

この紙は真っ白ではなく少し茶色が混じったモノだ。

加工した本があまりにも多くて本棚に入るか少々焦ったがなんとか全部の棚に収まった。

全ての棚にびっしり入っている本は大きさや厚さの種類がたくさんあるが中身は全くの白紙だ。本という名のノートなのである。

上に開いたハイサイドの窓から光が零れ全ての棚に収められた本を見るのは実に壮観なのだが中身が白紙と云うのはいただけない。

ゆっくり植物図鑑とか小説とか書いて白紙の本を減らしてゆこう。それにしても何冊有るんだろう?千くらいありそうだ…



屋根裏部屋はさほどいじっていない。元々造る予定ではなかった副産物の部屋だし生活していったら何かしら物を置いていったりしたらいいかと思って放置の状態だ。


二階の奥の部屋が私の寝室にしている。他の部屋より若干広いことと出窓があることでこの部屋に決めた。備え付けのクローゼットには服や装飾品、靴を何種類か作って入れている。

漸くまともな生活が出来る。ここまで来るのに一週間…早いのやら遅いのやら…


私は気の緩みかで太陽が昇っている昼間にかかわらずベットに横になり僅かな仮眠を貪ることにした。








夢…なんだろうか?

この世界に来る直前にみた真白い空間に何故か私はいた。









次話で序章終了です。

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