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平凡希望しかし現実苦し  作者: 澤木弘志
序章
13/56

ドアのない入り口をくぐると室内は若干薄暗かった。

コレは照明器具が無いためだと思う。まだ昼間で自然光のおかげで明るい方だろう。これは暗くなる前に照明器具を制作、設置しなければ。


一階部分だが想像していたよりも若干広めのように感じる。たぶん家具なんかが無いからその分広めに見えているのかもしれない。

壁とかの棚なんかは造り置きのようでキッチン部分に当たる所にも棚や簡易の作業台、シンクなんかも造り置きだ。材料は云わずもが全て木製だけど。

入口を入って右手側にキッチン。大体四畳半ぐらいか物とか置いていくと作業スペースは少し狭くなるだろう。

左手側には三畳くらいの広さで浴室とトイレ、あと小さな洗面所があった。これは少し小さめだ。浴槽もトイレも木製ですでに設置されている。ただドアがまだ付いていないので全てまる見えだ。おそらく全ての窓やドアは後で設置するような造りみたいだ。これも今日中に設置しなければな。

一階入り口正面にはキッチンと同じくらいの部屋、ダイニングルームがあった。広めの窓もあって日当たりが良い。その脇には螺旋階段があって上階に昇れる。

ダイニングの背面一部には曲線に合わせてソファーが造り置きになっている。これなら後は机を置いておけば充分だし広めにとれるだろう。



螺旋階段を上がり二階へ。

螺旋階段の上部とその周りが三階部分と吹き抜けとなっており二階から三階部分が見える一応柵も付いているから落下の危険はないだろう。

で、二階だが中央の廊下を挟んで部屋が三つある。広さはほぼ同じくらいだ。

室内もさほど差はないように感じた。多少日当たり具合で変わるくらいだろうか。



三階も二階と同様中央に廊下が貫いている。

二階とは違い二部屋しかない。右側の部屋は二階の部屋にくらべ少し狭く左手側の部屋は大きく三階の三分の二程を占めている。

中を覗くと棚などがほぼ占めておりいうなれば図書室のようなものだろうか。

想像としては書斎及び書庫みたいなものだろう。

廊下の奥に梯子が掛かっており覗いてみると屋根裏部屋のような小部屋に続いていた。

膝立ちくらいの高さしかないが広さとしては充分広々だ。





中を一通り見終えて後は扉と窓の設置、家具と照明器具の制作だ。

まだやることはたくさんある。

日暮れまでには扉と照明器具の設置が急務になる。





扉の制作は簡単だ。

近くの木を形にそって切って行けばいいのだ。

この作業で必要になってくるのだ元素を操る能力だ。

風のカッターを造って手早く切断。この能力は制御がしやすくて助かる。

窓もほぼ同じ。ガラス部分は土の能力を応用して錬金を行ってみた。

土の中に透明な小粒のようなものを集めて圧縮をしたものを枠にはめ込んだのだ。

本来のガラスとは違うかもしれないが光を通し、気密性があるのなら構わなかった。良く見るガラスのような透明感はなく半透明だがちゃんと室内に光を通してくれる。

ここまでで三時間強かかった。



後は照明器具の制作だ。

ちゃんとした照明は後でもかまわない。とりあえず明りがあればいい。

一階のダイニングには暖炉があったのでこの暖炉の火で多少の灯りは得れるが他の部屋には無い。

おいおい造ることにして当分一階で寝泊まりだな。

水回りもすでに使えるようだし、二階以降は後後でもいいだろう。


とりあえず暖炉に火を入れよう。






ここで二日目は終了。

明日は家具の制作に衣服や布団の制作もある。建築は結構簡単に出来たが後の内装はまだ掛かりそうだ。

ひとまず寝よう。







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