私はずっと君に聞かないといけないことがあったんだよ!
基本的に前の話からの続きです。ストーリーを理解したいなら全話読むことを強く推奨します。大丈夫。まだ完結しそうにないので。今なら30分あれば全部読めます。
「…ほう。」
「あなた一人とは珍しい。私に何か用でもあるのですか?」
「やっと…」
「?」
「やっっっっと会えた!」
「…は?」
「君ここ最近1ヶ月くらいずっといなかったじゃん?」
「…まあ。」
「私君にずっと用があったんだけど、君が姿見せてくれないからずっと出来なかったんだよ!」
「…私が普通に家にいたら駄目ですか。」
「駄目だよ!君にしか聞けないんだもん!」
「一応言っておきますけど、私たち敵同士ですからね?今ここで土手っ腹突き刺してもいいんですからね?」
「その時は私が地面ごと燃やすから!」
「残念ながら私はそこまで楽な相手ではないので。」
「じゃあ別に今やってもいいんだよ?」
「…その発言、後悔しても知りませんよ?」
「いっつも神の力とかなんとかで逃げて!今ここで海底に沈めてやるよ!」
「望むところですよ。その水色の髪の毛全部氷柱で置き換えてくれるわ!」
「私の!
「我の!
「「全力喰らってみろ
「ちょ待て待て待て待て。」
「利音ちゃん!?危ないよこんなところ!」
「危なくしてるのノナーだから。」
「我々の戦いに水を差すのか?」
「差してるよもう。君たちの攻撃止めてるんだよ。」
「何しに来たのさ!せっかくいいところだったのに!」
「ノナーが緑と話したいって言ってたのにそのノナーが暴れたら意味わかんないでしょ。」
「だからって勝手に止めちゃ駄目でしょ!」
「ヒッカーがGOサイン出さなきゃこれ着れないよね。そういうこと。」
「そういえばお前何か我に用があるって言ってたな。」
「それはそうだね。」
「じゃあとりあえず攻撃やめて。私も止めるの結構大変だから。」
「利音ちゃんなら大丈夫でしょ!」
「私イナバ物置じゃないから。百人まで耐えられないから。」
「まだ二人だよ?」
「普通は一人が限界なの。」
「あれあなた利音って名前だったのですね。」
「非戦闘モード入ってくれたっぽい。」
「…じゃあ私もやめる。」
「おけ。」
「それで、ノナー?話したいことは?」
「そう!緑にちょっと聞きたいことがあるんだけどね?」
「まあ多少の質問なら答えてやりますけど。」
『君私のこと監視してたよね?』
「…はあ。」
「えごめんノナーもっかいちょっと待って。」
「どしたの利音ちゃん?」
「それいつの話?」
「新学年始まって1週間くらいかな!」
「もっと早く言ってよ。」
「もっと早くって?」
「それ2ヶ月くらい前だから。そんなのはその時言って欲しかったけど。」
「まあちょっと泳がせようかなって。」
「誰がどう考えても泳がせてる場合じゃないよ。」
「ちなみに緑?」
「はい?」
「これ本当?」
「まあしていなかったとは言えませんが。」
「何してんの?」
「いや結果的にそうなった感じですから。」
「監視カメラにはお前ともう一人誰かが楓くんの研究所の庭に隠れて中を覗いてるのが見えてるんだよ!」
「…まそれはしましたね。」
「大犯罪じゃん。」
「仮にも女の子二人が出入りする場でそれは駄目でしょ!」
「おっさん二人でも駄目だよ。」
「まあ目的はありましたので。」
「なかったら変態すぎるけどね。」
「あっても駄目だよ!」
「それはそう。」
「…そもそも、神の次元に人間の法律が適用されるとでも?」
「それ裁判で言ったら精神異常者扱いだから!精神鑑定送り待ったなしだよ!」
「いや、裁判とは神の名のもとに行われるもの。神は裁判の上にある存在なのです。」
「悪いけど現代において神を信じる文化はさほどないよ!法律が神を60kmで縛る時代だから!」
「なぜ60kmに縛る必要が
「ものの例え!わかりやすいから普通自動車に例えただけ!」
「神の最大出力は60kmには収まりませんが。」
「普通自動車も300kmくらいマックスで出る!」
「300kmだとしても神の次元には届かない。」
「リニアとか平時300km出るし!」
「300kmでは神に勝てないと言ったばかりでは?」
「でも法律で制限されるんだよ!60kmくらいまで!」
「なぜ神が人の次元に合わせる必要があるのですか?」
「法律を守るため!」
「では誰が神を捕まえるのですか?」
「…じゃあ私!」
「残念ながら神はわざわざあなたたちのところまで降りてくるほど暇ではないので。」
「じゃあ人の覗き見なんてしないでよ!」
「本題が帰ってきた。」
「君の隣にいたやつが神とか言うの?あの銀髪のやつ!」
「…さあ?」
「隠す意味ないから!それ以外の選択肢なんてない!」
「…まあ、そうですけど。」
「ほらやっぱり!もうわかったからね!」
「なんでこれで情報取れちゃってるんだろ。」
「ほら早く…じゃあ何が目的か教えてよ!」
「目的ですか?視察のためとしか言えませんが。」
「なんで私なんかを視察する必要があるの!?」
「あなたには確かに才能があるのですよ。」
「…まあ確かに登録者は最近60万人くらいになったけど…」
「ノナー?絶対それじゃないからね?」
「?」
「ほらあいつあんな顔になってるから。そんなの知ってるわけないから。」
「でも他に才能がありそうな要素ないよ?」
「別にあれ才能なかったでしょ。」
「それはひどくないかなあ!?」
「大声喚き配信じゃん。」
「大声喚き配信なことは認めるけど…」
「ほら別に才能いらない。」
「でもワードセンスとかはあれで磨かれてるから!」
「磨かれてんじゃん。才能じゃないじゃん。」
「磨かれることもまた才能!」
「磨製石器ってご存知かな。」
「…じゃあなんだって言うのさ!」
「それでしょ。」
「へ?」
「ノナー今炎出したでしょ?それじゃん。」
「…えこれ才能とかそう言う問題だったの?」
「これじゃないとしたら緑が本当に意味不明なやつになるけど。」
「…なんか利音ちゃんに理攻めされるの違うなあ…」
「ヒッカーが教えてくれてるからね。」
「そうだったの!?」
「別に私の直感で言ってるやつもあるけど。」
「…どれが利音ちゃんなんだろ。」
「とにかく、それが才能だから監視してたんじゃないかな。」
「まあそうですね。」
「じゃあ利音ちゃんも監視すればいいじゃん!」
「たまたまその日いなかったから出来なかったのです。」
「じゃあ毎日やりなよ!」
「ノナー?」
「残念ながらそこまで暇じゃないのでね。」
「ずっと忙しいアピールばっかりして…!」
「忙しいものは忙しいのです。」
「その忙しさの中で隙間を見つけないと!」
「言ってることは合ってるけどやってることが何もかも違うんだよ。」
「神の次元の忙しいとは人間の次元と比べ物にならないものです。」
「そっちが増えてどうするのさ!」
「神は多数の世界を扱う並列処理能力が求められるのです。」
「多数の世界?」
「神が地球一つで収まる存在とでも?」
「余計オカルトじみて来たんだけど…」
「では神の存在を信じないと言うのですか?」
「信じてはないよ?」
「ここまで来てですか?」
「こんな間抜けな神がいるか!」
「…神を侮辱するのか?」
「大間抜けでしょこんなの!『人間っていいな』すぎるもん!」
「人間ではなく神だと言っているだろうが。」
「怒る場所絶対そこじゃないでしょ。」
「…まあいい。そろそろあの方も準備ができる頃合いだからな。」
「準備って…監視と関係あるの?」
「ないが?」
「はあ!?」
「単純にお前らの情報が欲しかっただけだ。」
「本当に視察だけなの!?」
「さっきからそう言っているだろう。」
「もっと大々的な目標を掲げてよ!」
「またなんか違うじゃん。」
「情報収集は重要だぞ?」
「でも必要なわけではないんでしょ!?」
「本当はそこの白髪の情報が欲しかったのだが。」
「利音ちゃんのこと白髪って言わないでよ!」
「お前が名前を言ってくれるおかげで少し楽になったなあ?」
「…ふーん?」
「ノナー?」
「やっぱほら…人間だしさ!そんなこともあるよ!うん!」
「なんでvtuberとしては秘匿できるのに人間としては出来ないの?」
「条件が違うからかな!」
「…まあいいか。名前程度くれてやるということで。」
「ありがとう!」
「ありがとう?」
「…とりあえず、私はこんなところで油を売っているわけにはいかないので。」
「また逃げた!ほんともうあいつ…!」
「までもおそらく次は真打登場でしょ。早いことそいつしばいて後からいろいろ聞こ。」
「…なんかすっごい被害者って感じ。」
「被害者ではあるからね。」
「利音ちゃんの方がなんか近そうだったけどね?」
「近そうってどういうこと。」
「なんかほら、より知りたがってるというか…」
「ワードセンス。」
「ちーがーう!ワードセンス関係ない!」
「どう考えてもあるでしょ。」
「ちゃんと磨かれてる!」
「打製石器。」
「磨製石器!」
「まいったん置いといて、とりあえず帰るよ。」
「…むう。」
「あとさ。」
「どしたの?」
「なんで泳がせてたの?」
「最近気づいたから。」
「そうなの?」
「暇な時に監視カメラのログ見てたら気づいた。」
「勝手に見ちゃ駄目でしょ。」
「いや別に大丈夫だと思うよ?」
「なんで。」
「なんか見る用のスペースがあるから。」
「何それ知らない。」
「監視カメラ見るスペースくんって言ってた。」
「どこにあるのその謎空間。」
「機械置き場の奥。」
「あんなところに?」
「結構明るいよ!」
「道細いけどねあそこ。」
「まあ今度行ってみたら?」
「じゃあ今から行く。」
「じゃあ付いてく!」
「…まあ別にいいけど。」
…ん…なんか物音がした気が…
…え?な、なんでここにいるの…?しかもこんな時間に…
なになになになに!?やめてよ!ねえ!
誰か!お父さん!お母さん!渚!
…なんで私の家族は、こんなに騒いで起きないの…?
あたりまえじゃん。だって…よからぬことだろうなってくらいわかるし。
だからさ…早く助けに来てほしいんだよ…
え………嘘…
なんで…!なんでこんなことする必要が!
…命に別状はない?今ちょっと静かにしてもらうだけ?
だとしてもだよ…!そんなのひどいよ…
…私に、用があるって…
だったら…私だけでよかったじゃん…!家族を巻き込まないでよ…!
念のためとか言って…!人を物として見てるでしょ!!
そんなことないって…誰が信じるの
ひい!?
君の命は私が握ってるって…もう脅しじゃん…
大人しくしてほしい…?すごい不穏なんだけど…
うわっ!?次は何!?
…魔方陣?…パズルの?
…違うよね…漫画とかでみる方の…
…それで、私に何する気なの…?
…私のことも…?
なんでそんなことする必要があるの…!?
そんなの嫌だよ!何されるかわかったもんじゃないし!
…なんなの…?これが神のやることなの!?
ねえ…なんとか言ってよ…!ねえ!
…ごめんね。
今思ったのだが、俺は別にあいつにも会えるんだよな。あいつの居場所のヒントは全くないが、探していればいずれ見つかるだろう。それに、あいつの考えることくらいなんとなくわかる。多分この次元にいる。…合ってるかはわからないがとりあえず探してみるか。
ん?なんだあれ。…置き手紙か。誰から誰にだ?…あいつから俺に。あいつから俺に?なんか嫌な予感がするな。まあとりあえず読むか。
久しぶり。
成銀がここにくるのはなんとなくわかってたよ。
だって君がこの状況で動かないことないでしょ?
実際もう動いてるし。
あの子に力を与えたのって君でしょ?
炎出すし、私の預かり知らぬところだし。
人を選ぶセンスいいよね。
ちゃんと能力使えてるし、自立できてる。
君の力で何か細工したのかは知らないけど、すごい頑張ってる。
それに、狙ったのか知らないけどずっと雪野の近くにいるし。
君は私のこと止めたがってるんでしょ?
だからあの子を媒介に信仰を集めてる。
これを読んでる頃には最低限集まってるのかな?
んで、私を直接止めにくるんでしょ。
で、君はその力で私を敗北させる。
私はそんなありふれたストーリー展開に乗るつもりはないんだ。
だから、その、まあ…
ごめんね?
とりあえず細かいことは面と向かって話したいんだ。
だから、続きはまたどこかで。
縦読みしたって何にもないよ。
客神 成香より
あいつ…確かに自由なやつだったが、こんなやつじゃなかったんだけどな…とりあえず、早くあいつを見つけないと…




