不思議と不思議に慣れて行く
「んで、あれから一ヶ月くらい経ったのかな。」
「そうだね。もう最近は一日一体は湧くことに慣れてきた気がする。」
「南極調査は一向に進まないですし、政府側も何も起こらなすぎてあんまり調査してくれませんし。僕も何か話を進めようとはしてるのですが。」
「でも一応調査隊の数は増えてるって言ってたよね!」
「そうですね。人間の数が増えてるっぽいです。実際見に行った時もいっぱいいましたし。」
「南極制圧って言っても結局日常はあんまり変わらないしね。」
「不可思議より人間の方が怖いってやつだね!」
「人間も不可思議ではありますけどね。」
「人間なのにね。」
「よくわからないものですね。」
「哲学的だね!」
「こうやって暇な人間が生み出したのが哲学なんですかね。」
「アイアンゴーレム作る話?」
「それはFeの方の鉄学です。」
「そもそも鉄学ってなに!?」
「鉄学は鉄を学ぶことで社会を良くしようとする学問ですね。」
「本当にあるんだ。」
「めちゃくちゃそのまんまじゃん…」
「一応鉄道を学ぶ鉄学もありますよ。」
「こっちもそのままだった。」
「ちなみに難しい方の哲学はなんで哲学って言うの?」
「鉄を学ぶから鉄学
「そっちじゃないから!」
「でも哲学がなんで哲学なのかって、それが逆に哲学ですよ。」
「難しい話だ。」
「まさに哲学って感じだね〜」
「哲学なんて正解がない学問ですからね。話してたら無限ですよ。」
「私は無限じゃない。疲れるから。」
「僕は無限に話せますけどね〜」
「じゃあ話して見せてよ!」
「科学者に二言はあるので。」
「科学者って武士の対極なんだ。」
「まあ対極な方ではあるけどね?」
「でも対極って決めつけてしまうのは少し早計
「また哲学っぽくなってきた!私も哲学よくわからないよ!」
「ノナー頭良いしいけるんじゃない?」
「適当だね?無理だよ!不得手不得手!」
「やってみないとわからないじゃないですか。」
「今哲学聞かされて不得手だなってなったんだよ!」
「やめてノナー。怒ったからって試験管割るのは
「割ってない!ソファー叩いてるだけ!」
「ソファー叩くのもどうかと思いますけど。」
「あ、また湧いたみたいですよ。」
「ノナー?どうしたのそんな嬉しそうな顔して。」
「これで哲学の話終われるかなって!」
「倒した後すれば良くないですか?」
「名案だね。ノナー?まだ哲学できそうだよ。」
「楓くんお願い。終わったら私を直接家へ送り返してくれ。」
「そんなことしたらいろいろバレちゃいますよ。」
「じゃあ着替えだけはする!」
「テレポートで帰ってる時点ででしょ。」
「じゃあこれ終わったら歩いて家帰る!」
「それでは明日また続きを
「もう哲学はいいよ!」
「お疲れ様でした。」
「おつかれ。」
「…あれノナー?どうしたの普段は着替えるの遅いのに。」
「なんか今日白々しいよね?誰のせいかな誰の。」
「多分ヒッカーのせい。」
「まあ間違いではないけどさ?」
「否定はしてくれないのですね。」
「だって最初に哲学の話し始めたの楓くんだし。」
「ってことはヒッカーのせいであってるってこと?」
「それを私に振ったのは利音ちゃんでしょ!」
「ノナー落ち着いて。研究所揺れてるから。」
「私稲葉じゃないんだよ!」
「山崎康晃の可能性もありますよ。」
「それならロッテ系は大体そう。」
「大体満塁ホームランでも打ったら球場揺れるでしょ!」
「ALCS第五戦でも揺れてましたしね。」
「えノナーグラスラ打ったの?」
「打ってない!稲葉じゃない!」
「札幌ドームが?」
「揺れてない!」
「代表監督おつかれ。」
「それだったら井端でしょ!WBC!」
「やめてくださいよ今設定上は六月頭なのですから。」
「じゃあど序盤の太田椋とか話してた時点でダメでしょ!」
「太田椋の話してたのノナーだけどね。」
「私だったの!?」
「結局首位打者セカンドでしたね。」
「小園?」
「牧原!」
「小園ってセカンドできないの?」
「できるかもしれないけど小園はショートのイメージでしょ!」
「牧原がセンターのイメージの人もいるかも知れませんよ。」
「GGB9なんだから流石にセカンドイメージでしょ!」
「でも牧原本人はセンターでもなんでもやるって
「どこまで私をいじれば気が済むのさ!」
「やめてノナー、怒ったからといってドアを蹴飛ばさないで。」
「蹴飛ばしてない!ドアの近くにいるのは帰るため!」
「そのドア僕がいないと開かないシステムになってまして。」
「いるじゃん!開けてよ!」
「僕が開けたくないと思えば開けないことも出来るのです。」
「ノナー、先に蹴飛ばすべき対象が見つかったね。」
「私そんな暴力キャラじゃない!」
「僕だって蹴飛ばされるのは嫌です!」
「じゃあ代わりに私が
「どうぞどうぞとはならないよ?」
「僕誰にも蹴飛ばされたくないのですが。」
「利音ちゃんだって人を蹴飛ばしたくはないでしょ?」
「それが使命ならやぶさかでもない。」
「じゃあ使命でもなんでもないからやめとこ?」
「使命じゃないなら何だって言うのさ。」
「汚名!」
「お〜」
「上手いと上手くないの狭間くらいですね。」
「人のツッコミを冷静に評価しちゃいけないよ!」
「あれが汚名かと言われるとあんまり。」
「汚名ではあるからね?」
「使命でないことの説明にはならない。」
「使命でないと口頭で説明したんだけどね?」
「とりあえず蹴飛ばされなさそうで僕は安心です。」
「そういえばそんな話だったね。」
「蹴飛ばそうとした本人が忘れるの!?」
「最初にドアを蹴飛ばしてたのはノナーじゃん。」
「蹴飛ばしてない!利音ちゃんのなすりつけ!」
「それだと誰かドアを蹴飛ばしてる人がいることになりますが。」
「緑あたり捕まえて蹴飛ばさせる?」
「ドア蹴飛ばさせるために捕まえにいくの意味わからなすぎない?」
「緑も理解できないと思いますよ。」
「でも多分あいつ嬉々としてやると思う。」
「それ僕たち損しかしてなくないです?」
「一瞬の損より優先すべきものがあるからね。」
「ドアが蹴飛ばされるのは一瞬の損じゃ済まないのですが。」
「蹴飛ばされた程度では壊れないでしょ。」
「あいつ一回壁壊してるのですが。」
「壁よりドアの方が硬いでしょ。」
「柔らかいです。」
「しょうがない。ヒッカー、やっぱこう言うのは自分でやるもの。」
「流石に自分の家のドア蹴飛ばすほど病んではないです。」
「ヤンキーでは?」
「もっとないです。」
「じゃあ殴る方面でノナー…
「あれもういないじゃん。」
「さっきのトークの隙に帰りましたよ。」
「適当に絡みすぎたか。」
「まあキリいいですし解散しますか。」
「おっけー。」
あいつ、まだ寝てるんだな。というか、寝てるフリか。あいつそんな狡猾なやつじゃないしただ寝てるだけか。どっちだ?まあいい。こいつらに見つからない位置で隠密しているようだな。でもあいつ目立ちたがりだしそろそろ出てくるだろ。1番の問題は合流に時間がかかることだが、こいつらのスタンスをそのまま使うならちょっとくらい耐えてくれやって感じだ。まあ行けるだろ。こいつらよく動くし。あいつ目立ちたがりだし。




