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ムパムパデイリー  作者: Leory
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宇宙船探しの旅 編 2

旅をしていた二人だったが早くも試練が

二人は試練を乗り越えられるのか

「おーいマルル〜」

「はい、今行きまーす」



ぼくはマルル。ワープの自動作成について他の研究者と一緒にしている。研究はとても順調に進んでいた。

しかし、ある夜ワープに付いている警報機が他の音を全て遮断するかのように鳴り響いた。ぼくら研究員は急いでワープ自動装置の研究室へ走った。

そこでぼくらが目にしたのはワープ装置の暴走だった。見る見るうちにワープのゲートは大きくなっていき近くにいた研究員はどんどん大きくなるゲートに走る抵抗もかなわず飲み込まれた。

そして今日、目が覚めるとぼくは草木の生い茂る平地にいた。驚きと同時にめまいが徐々に強くなり立っているのもやっとだった。

うつろの目を開けて周りを見回すと緑の毛だるまの生物がふらふらと歩っている。重い体を持ち上げて近寄ると向こうも気付いたみたいだ。

少し不安ではあったけど話しかけてみる事にした。でもやっぱ怖い。

「なんだ、誰だお前」

緑の毛だるまが声をかけてきた。少し威嚇されたみたいで印象悪かったけど体調の悪さがそれどころじゃなかったので問いに答えた。ぼくは此処にきてしまった経緯を話した。そのまま少し話しているとムパムパも宇宙船を探しているみたいだったので一緒に連れてってもらうことにした。



「マルルは研究者ってことは船とか治せるのか」

「ある程度なら」


 ムパムパはマルルという心強い友達が出来たので宇宙船探しにより性がでた。

 でも肝心な手掛かりはまだなく難航しそうなことには変わりがなかった。


 二人が出会ったはらっぱから半日ほど歩き、月が赤い空で目立つようになった頃小さな集落を見つけた。どちらもヘトヘトだったので開いているベットを見つけて寝ることにした。

 小さな集落中をヘトヘトの体で歩いて探し、ようやくベットを一つ見つけた。二人で寝るには少し小さかったけど疲れていたこともありスヤスヤと眠りについた。

 真夜中の丑三つ時だった。二人の寝ている部屋のドアが

「コンコンッ」

となった。

マルルはよほど疲れていたのかピクリとも動かなかったがムパムパは音に気付きまだ下に下がろうとする瞼をこすりながらドアの方へ歩いた。キイキイと音を鳴らすドアをゆっくり引くと黒いマントを被った物体が堂々と立っていた。

「をっ」

普段あまり驚かないムパムパだが声が出た。

「中に入ってもよいか」

黒いマントを被った物体が低い声で話しかけた。ムパムパはちょっと恐怖心もあったがこんな遅くに押しかけてくる馬鹿者を説教してやろうと中に入ることを許可した。ムパムパは眠気がまだ飛んでおらず切れ気味に話そうとすると先に向こうが話した。

「あそこに寝ているお方はマルルさんではないか」

「うん。そうだけど何」

マントの物体の話を聞くとマルルの部下らしい。彼もあのワープ装置の暴走に巻き込まれたらしい。しかし、幸いなことに万能薬についての研究をしていたため薬を持っており体調不良を治すことができたらしい。

でも何でここにマルルがいる事がわかったのか聞いてみると同じ生物同士テレパシー的なものを感じ取ることができるらしい。そのマルルのテレパシーがあまりにも弱く心配になってきたと話した。

まだぐっすり寝ているマルルに渡された薬をそっと飲ませた。特に変化があったわけでもないが心なしか顔の表情が楽になった感じがした。

ムパムパも眠気の限界だったので部下の人には帰ってもらい小さなベットに戻り寝た。


「おいっ おいっ これどうなってるの」

体を揺さぶられマルルに起こされた。

「なんだよ もう少し寝させてくれよ」

しょうがなく起きることにし、不機嫌のままマルルのほうを見た。振り返ると言葉が出なかった。なんとマルルの見た目がドラゴンになっているのだ。

「ムパムパ昨夜ぼくになにかした」

ムパムパは昨夜のことを振り返り原因が一つしか思い出せなかった。

昨夜マルルの部下が訪ねてきて薬を渡していったことを話した。

「それって黒いマント被ってるやつじゃなかった」

「そうだよ」

「まじかよ」

どうやらマルルによるとそいつは失敗した薬を服用した見た目が変わってしまい、自分と同じ苦しみを他人にもあじあわせるために薬を配っている部下だったらしい。

「マルル、ごめん」

マルルはずっと絶望した表情をしていた。


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