整理してください。
整理してください
「えっと、じゃあ整理するよ」
俺の言葉に二人の女の子と一人の女性が頷く。
「貴方の名前はアニエス」
ゴシック系の洋服を着た女の子を指差す。
「そう」
「で、貴方はそのメイドでイリスさん」
メイド服を着た女性を指差す。
「その通りでございます」
メイド服を着た女性は深く頭を下げた。
「でた!ここまでは良い。ここまでは常識の範囲内だ」
アニエスだと言う女の子を見る。
「このアニエスだという少女は実は俺がお城でこっちの世界に来たときにあったお姫様で、何でこんな格好をしているかというと。魔法で体を子供の頃に戻しました」
ここまでは良いのかな?アニエスを見る。
「そう、禁呪の『ロリポン』でね」
なるほど、禁呪ですか。
「で、俺のお嫁さんになる?誰が?イリスさん?」
イリスさんが全力で首を左右に振る。そんな恐れ多い!!って感じ?
「ワ!タ!シ!私!!私が、アニエスが貴方のお嫁さんになるの!!」
小さいアニエス様がピョンピョン跳ねて怒ってる。
「何で?」
「それはぁ~。も~う」
今度は体をくねくねさせている。
忙しいな。
「私の手紙を見てくれなかったの?」
「え?」
見たけど、、、。
俺の事を一目惚れしたんだよな。たしか。
「なら何故?何故子供の格好に?」
アニエス=俺スキ!
ここまではいい。そこからがよく分からない。
「だって貴方」アニエスは言いにくそうに口ごもった。「小さい子供が好きなんでしょ?」
「まぁ、好きだけど」
「ほらね!いいのよ!私の事を好きにして!」
口に手を当てて『オホホホ』って勝ち誇った顔で笑っている。
「いや、子供は好きだけど。恋愛対象じゃあ無いよ?」
「え?」
アニエスは驚いた顔をする。
いやいや当たり前だろう。
どちらかというと俺は年上の方が気になる。
「嘘でしょ?だって、この間その子を抱っこして歩いていたじゃない?」
アニエスはシャロンを指差して言った。
「あの日はちょっとシャロンを慰めるために抱っこしたけど」
「そうですね。義明様は残念ながら私に欲情しないようです」
シャロンが助け船を出してくれた。
ちょっとどうかと思う助け船だったけど。
「じゃあ何で体の未成熟な奴隷を買ったの?」
「いや、シャロンが困っているのを見過ごせなかったからだけだけど」
アニエス様とイリスさんの顔が徐々に青くなる。
「じゃ、じゃあ幼子に欲情したりは?」
「しません」
「平らな胸に欲情したりは?」
「んー。とにかく、子供には欲情しません。庇護対象だと思ってます」
アニエス様の目に涙が溜まる。
「うっうっうっ」
ヤバイ!アニエス様が泣きそうになってる!!
「まぁ、まぁ、でも見た目はその魔法で元に戻せるんですよね?」
イリスさんが首を左右に振る。
「も、も、もしかして、、、!」
『ビェーーン!!』
アニエス様が泣き出した!
「禁呪『ロリポン』ですが、この魔法では若返らせる事しか出来ないのです!!!」
な!な!なにおー!
でもこれ?!俺は関係ないよね?




