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爆弾に吹っ飛ばされた私の着地の仕方  作者: サトウアラレ
2章

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1 健康を取り戻した私は切磋琢磨する

退院をしてから二ヵ月が経った。


リモートワークを会社が取り入れてたので、復帰の最初の一ヵ月はリモートワークを中心に仕事を回して貰った。


ただ、人事の仕事は個人情報が多いので、会社に行って確認しなくてはならないこともあり、仕事内容を他の人と変わって貰ったりして迷惑をかけた。


課長は、みんなが各仕事を出来るようになるのはいい事だし、気にしないように、と言ってくれたりしたが、急に仕事内容が変更になったりするのは申し訳なく思ったので、今まで以上に一生懸命仕事をこなした。


課長は「無理するなよー」と言ってくれて、「業務内容を見直さないとねー」と言っていた。


無事ギブスも取れ、(取れた日はゴシゴシ洗いたかったが、看護師さんから優しく洗うように言われた。肌が敏感?になっているらしい)リハビリも終わった。まだ時々少し、違和感はあるものの、普段の生活に支障はないし、仕事も問題なく出来るようになった。


リハビリの技師さんも、「若いから回復早いけど、無理しちゃだめだよ」と言っていたので、激しい運動は避けて、ストレッチや散歩をするようにした。リハビリの技師さんおすすめのストレッチの動画を見ながらお風呂上りにしている。


仕事に完全復帰した時は、同じ課のお姉様方だけではなく、違う課のお姉様、同僚、後輩までもがお祝いをしてくれた。


ニュースにもなったのでみんな心配だったようだ。


仕事で迷惑をかけたので、「これからもがんばります」と言うと、


「頑張るのは課長にさせな」とお姉様方が言って、


課長が「そーだねー。この際、やっぱり仕事の見直し、しよーかー」と、うーん、と首を傾げていると思ったら、新しいマニュアルを課長が作ることになってしまった。


課長には申し訳なかったが、お姉様達は、「課長は仕事が好きだからいいのよ。仕事割り振ったりするのも好きだから、上手く振っていくでしょ。それに、誰が急に休んでもいいようにマニュアル作り直すんじゃない?大体、それがなかったのが問題よ。みんなが休める環境というのは有難いことだしね。」と、言われ、その通りマニュアルを作り直しているようで、ちゃんと課長からマニュアル作成の仕事が回ってきてホッとした。


志麻ちゃんとは相変わらずのペースで連絡を取っている。ただ、今までと違うのが、3回に1度位の頻度で高木君の事が話題に出るようになった。


高木君は筆まめらしく、割と頻繁に連絡が来る。どうでもいい(そんなこと思っちゃダメなのかな)内容の時もあるので(空の色とか、新発売のジュースのパッケージについてとか)、そんな時は返信に困り、スタンプだけ送る。


リハビリのアドバイスを貰ったり、志麻ちゃんの彼の司君と、健人君へのプレゼント(この間のお礼)を相談出来たのはありがたかった。


男の人の目線を知るのは重要だ。

司君には志麻ちゃんとおそろいのロシアンブルーの猫がワンポイント入ったハンカチにした。高木君が、「男はハンカチは買わない」とアドバイスをくれたからだ。


健人君には就職を見据えてシンプルだけどお洒落なネクタイピンにした。これも高木君が、何個も持ってない。と教えてくれた。


思ったよりも普通に連絡を取り合えている。最初の連絡が来た時に、連絡をする事を迷ってたのが拍子抜けする位だった。


連絡を取り合ったら、付き合うんじゃないか、とか思ってた自分が恥ずかしい。そして、以外と普通にメッセージを送り会えてるのが気楽で良かった。


ただ、高木君と連絡を取り合うようにはなったが、まだ会ってはいない。電話もしてない。お互いの職場が近い事も分かっているが、メッセージを送りあうだけの関係だ。


私もここ二ヵ月、リハビリと職場復帰で忙しかったし、別に慌てて会う必要もないと思っていた。

あえて電話をすることもないし、メッセージで用件は足りる。

いつか、会えたらいいな、とは思ったが、機会はまだない。


一度、高木君の職場にお礼の菓子折りを持って行った方がいいのかな、と思い、そのことを高木君に相談したら、「わざわざ来なくていい」、と言われたので、素直に従い、職場にはお菓子とお礼状を送らせて貰った。


今後、又お世話になるかもしれないし、やっぱり命の恩人だし、気持ちだし、高木君はいいって言っても、他の隊員さんにも迷惑かけてるし、と思ったからだ。


そのことを志麻ちゃんに伝えると、


「まだ、会ってないのね。高木のヘタレオブヘタレは健在ね。そしてむっちゃんのそういう所、私はいいと思うわ」と、言われた。


志麻ちゃんの言う、「そういう所」がどういう所なのか、気にはなったがこういう時に聞いても教えてくれないのも知っているので、聞き返さなかった。


季節も秋になり、会社と通院、志麻ちゃんとの連絡であっという間に街路樹の葉も色づいていた。


私は心も体も健康を取り戻しつつあり、毎日元気に過ごしていた。



この作品を見つけて読んでくれてありがとうございます。m(__)m☆☆☆彡


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