第94話 最低な理由
前回のあらすじ
真実を悟った
「ようやく認めたか、もう少しで強制的に認めさせるところだったが、手間が省けた」
強制的…こいつそこまでして俺らが倒したことにしたかったのか
だがなぜだ、なぜそんなに執着しているんだ
「おいお前、なんで俺らのことを襲った」
「ふん、そんなことも分かってなかったのか」
「だが、それが分からず死ぬよりはそれを知って後悔しながら死んだほうがあいつらの無念も晴らせるだろう。教えてやるよ」
無念?
「お前らは俺らの仲間を好き勝手に殺した、それの制裁をするのは当たり前のことだ」
「だから俺はお前らを殺す」
仲間を殺した…どういうことだ?
もしかしてあの学校の異世界にいた男のことか?いや、さっきまで言っていたことを組み合わせると…
こいつは、あのオルクの仲間か
つまり、この男が外町通りで事件を起こしていたということか
そう言えば、あの事件はまだ謎があった
オルクは穴に人を貯めていたが、そんなことをする理由がない
つまり、誰かがそうするようしつけたということ
こいつが、あの事件の黒幕か、そしてそれを邪魔した俺らを殺そうとしているわけか
「クソ野郎だな」
相手に聞こえるような大きな声で言ってやった
「分かった、お前にも俺が償いをさせてやるよ」
誘拐だけで済んだとはいえ、一歩間違えれば死にかねなかった
黒幕はしばいておいたほうがいい
「やる気になったか、だがちょっと待て」
…え?
ここで止めちゃうの?
「お前らはここで帰ってくれ、無関係な一般人を巻き込みたくない」
お前らとは凪繁のこと、おそらくついさっき異少課に加入したから、一般人だと思いこんでいるのだろう
だが少し気になった、一般人を帰してしまうのか?
クソ野郎だと思ったが、ここで一般人を一緒に殺すというわけではなく、逃がすというのか
0.01%ぐらいはいいやつなのかもしれない、99.99%ゴミだと思っているが
「俺は帰らないよ」
「私を一般人扱いするなよ」
凪繁は怒っている、やはり一般人扱いされたことが気に障ったのか
ついさっき入ったばかりとはいえ、異少課のメンバーだからな
「お前らは一般人だろ」
「いや、私達も異少課のメンバーだよ!」
「俺もだ、お前の勝手な推測で物を語るな」
凪繁は戦う決意をしたようだ
「ああ、凪も繁も俺らと同じ異少課だよ!」
異少課と俺は認めている、当たり前だ
「まあいい、だが」
「後で文句は言うなよ」
臨むところだ
キャラ紹介
中道 浩
新のクラスメイトの友人の一人
凪と同じくらい頭が良い
激しい言葉を好んで使う
新を暇なときにカラオケに誘っているが、いつも用事があるらしく誘えてない




