第86話 1を聞いて良さを知る
前回のあらすじ
探偵の名刺を貰った
新達異少課メンバーと探偵事務所の二人が話していたとき、凪は石山さんと大事なことを話していた…
「石山さん、単刀直入に聞きますが、異少課の人と言うことでよろしいですね?」
食事を出しにいく名目で異少課に潜入したときは部屋にはいなかったが、警察署のコックとして働いてそのように聞いた
新達を『お前ら』と呼んだり、新が『石山さん』と呼んでいたことからも、名前を覚えるほどには関わりがあると推測できる
新達が異少課メンバーなら、彼も異少課の人で間違いないだろう
「いや…異少課?ちょっと分からないな…」
まあ流石にここで『はいそうです』とは認めてくれないか
俺は今は変装してないからただのそこらへんの学生と思われている、そんな人に機密事項教えないか
ここで認めたら刑事として終わっている
だが、ここで引き下がるわけには行かない
「私は新達が異少課のメンバーであることをすでに知っています、あなたが異少課のことを隠す必要はありませんよ」
「誰にも言わないと約束しますんで、逆にここで認めないとネットで書き込みます」
新達が異少課のメンバーであることは確実だ
自分自身が異少課の部屋に潜入したときに「異少課って魔族を…」の質問に「ああ、俺らは…」と答えた
異少課と聞いたのに俺らと答えた、異少課メンバーである以外こうは答えないだろう
「え、ちょっと待ってお兄ちゃん、話がよくわからないんだけど…」
ああそうだった、そういえば繁には異少課のことを何一つ教えてなかった
仕方ない、新が入っているとはいえ絶対にいいところとは言い切れない
むしろ俺らにとって悪いところかもしれなかった
でもそれは違った、彼女の答えは心底からそう思っていたのだろう
たった一回の質問、それだけでも分かったんだ
「繁、このことをよく聞いてくれ…」
繁に異少課のこと、新達が異少課に入っていることなど、ありとあらゆることを話した
「そうなの…お兄ちゃんが言うことだもん、信じるよ」
こんな怪しさ満載でも、繁はちゃんと信じてくれた
「で、あなたは異少課の人で間違っていませんよね?」
もうここまで来たんだ、流石に言ってくれるだろう
「ああ、そうだ」
やっぱり、認めてくれた
やっと本題に入れる
キャラ紹介
山井 純
山井探偵事務所の探偵をしているJK
初代異少課と仲がよく、いつの間にか異少課に協力する探偵というポジションになった
なお異少課が新達に移ってからは、特に依頼がされなくなっていたので、新達のことをよく知らなかった(二代目を雇ったことは石山さんからのメールで知っていた)




