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第63話 偶然?

 物凄く急な展開です。

 外に出たときはもうお昼の時間帯になっていた。

 今日は始業式だけなのでもう皆寮に戻っているころだろう。


「それにしても、バレルとは思わなかったよ」


 次からはもっと慎重にならないとダメかもしれない、かもしれないでは無くダメか……。

 だけど私は後悔なんてしない、したらバカみたいだし、そもそもサキちゃんを助けられたのだから良しとしよう。

 気にしない、それ、大事。


 さて、私も寮にもどろうか、アリアちゃん心配しているだろうな……どう説明しよう。

 憂鬱だ。



 ◇ ◆ ◇ ◆



「ユキ! もう心配したんだから、それで何だったの?」


 私が部屋に入って、突然聞こえた来た言葉、勿論アリアちゃんだ。

 そのそばにサキちゃんがいる。


「ごめんごめん。ちょっとね」


 正直、話せることでも無いし話題をそらそう。


「それより、サキちゃん大丈夫だった?」


 サキちゃんはさらわれたというのにそこまで取り乱していない、むしろケロっとしている。


 まぁそれもそうかもしれない、何たってサキちゃんは眠らされていた、そしてあの寝顔、これは推測だけどそもそもサキちゃんはさらわれた場面の時はすでに眠らされていてさらわれたという自覚がないんじゃないかな?

 だとしたら実感が持てないはず。

 それでも子供ならさらわれたという事実じたいを恐怖していてもおかしくない、サキちゃん強い子だ、普段はそんな事を見せないが、私には分かる、前にアリアちゃんと試合をした時の冷静な判断、アンのことができる子なのだ、強くない訳がない。


 私のサキちゃんが遠くなっていくよう……って私のじゃ無いよね。


「うん。私全然さらわれたなんて知らなくて、馬車に乗っていて眠くてねていたら気づいたら学園だったんだ、驚いちゃった」

「もう、暢気なんだから!」


 そんな風に、さらわれた事件の当日とは思えないように話をした。



 ◇ ◆ ◇ ◆



 翌日。

 今日から通常どうり授業が始まるって思っていたんだけど。


 放課後、私が予想して否かったことが……いや予想はしていたんだが正直唐突過ぎたため面をくらってしまった。


「さて、皆も知っての通り、一年に一度の王都で開催される一大行事、学園対抗戦がそろそろ始まる訳だが、王都へ皆で行くわけだが、その日時が明日になってしまった、急なことだが準備を頼む」


 これは、流石に驚いたな……。


 私が思うに多分先日の傭兵団に関連が有りそうなんだけど、まぁ一生徒に知るすべはないか。

 んーこれが私が知っている小説や漫画だとその傭兵団は敵国からの陰謀やら策略やらに関係していてそしてその確認のために対策として日時をずらしたり、様子をみたりして陰で動いている刺客やらがいて、あとは……。


 まぁそれは考え過ぎか。


 事実として明日に王都に皆で行く、それでいいじゃないか。



 ◇ ◆ ◇ ◆



「はぁー」


 アレンは誰もいなくなった教室で一人ため息をはいた。

 それもこれも昨日の緊急職員会議だ。


 昨日の職員会議では校長は只々王都の役人の命令で日時が変わったことだけを告げられた、だが理由は一切触れていなかった、これでは他の職員の不安が溜まるだろうに。


 ちょっとはこっちの身にもなってくれよ、もっとこう嘘でもいいからあるだろう? そうじゃないとまだ若い教師の俺にしわ寄せがくるんだっての、めんどくさい。


「はぁぁーー」


 アレンはもう一度深いため息をはいた。


「そんなにもため息ばかり吐いていたら幸せが逃げますよ」


 いつの間にかイリス先生が教室に入っていた。


「で、アレン先生は今回のことどうお考えですか?」

「十中八九、帝国関連だろうな。だが、それは今は機密扱いだ、だから理由は言わなかったんだろうが、最もやりようはあっただろうに」


 つい愚痴をこぼしてしまった、気をつけねば。


「これは推測には過ぎないが」


 そう前置きしてから俺は自分が考えた今回の事態を語りだす。


「あの傭兵団は帝国から来ていた、そして王都側から拷問で誰かしらからここで人を襲えと依頼があったと白状したらしい、帝国が関与している可能性が非常に高いと王都側が判断したのだろう、この学園の生徒が襲われたのは偶然だろうが、時期が時期だから真実は分からない」


 この時期は生徒が学園に帰ってくる馬車が多数とおる、そのれを狙っての事かわ分からないが。


「こちら側の混乱を狙ってかわ分からないだろうが、これからは影の小競合いが増えるだろうな」

「……そうですか」


 そこでアレンはふと、そう言えば少し前にその通り道に盗賊団を見たと、報告があったのを思い出した、それも時期的には生徒が長期休暇が始まる時期に、だ。

 もしかしたら関係あるかもしれないが、とは思いはしたものの、被害が出てないのであれば関係無いと考えなおした。

 そして、そのすぐ後に近くに在る街に物凄く善人が現れたということも噂になっていたな、何でも困った人を見つけたら自分を差し置いてでも助ける人達だとか、今では聖人なんてもてはやされたり。


 だけど、その聖人の特徴が何故か盗賊団と一致してしまう事が一瞬引っかかったが、そもそも盗賊団が人の為に尽くすような事はしないだろうと思い頭の隅に追いやった。


 偶然、特徴が一致したのだろうと。



 帝国は普通にもう名前を帝国にします。


 もう【整理中】はやめることにしました、詳しくは活動報告に。


 

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