第51話 認められた
今回は少なくてすいません。
投稿速度が回復していけそうです。
確かに考えてみたらそうかもしれないね。
スキルや魔法、戦技なんかも使えなければどうやって暴れれるというのか。
そうなんだけど、そうあってほしくなかったよ。
さてどうしよう、そんな相手と戦いたくない、というか正直面倒くさい。
そうして考えている間に魔剣が動き出した。
魔剣がひとりでに動き出し、横に凪いだとおもったら不可視の斬撃が放たれた。
私は「真理眼」で見えるけどハルちゃんは大丈夫かな。
まぁ魔王だし私よりは強いだろうし大丈夫だろう。
案の定私達は軽々交わした。
あの魔剣に話し合い精神とか通じるだろうか……無理だろうな。
でもやってみないと分からないかな。
そもそも最初に仕掛けたのはコッチな訳だし非はこっちにある訳だしなー。
「ねぇ、先に仕掛けたのは悪かったから話し合いしない?」
……返事なしっと。
「お主なに言ってるのじゃ?」
ハルちゃんが頭に?を付けながら私に聞いてきた。
そもそも先に遣ったのあんたでしょうが。
「いやだって、戦うとか面倒でしょ?」
「……ぷっ」
いや、なんでそんな笑い耐えようとしているの。
まぁいいや。
思いついたんだけど、「念話」を使ったら話せるんじゃね? だって剣って発声器官ないしね。
てことで早速「念話」の指輪生成っと。
(あーあー、テステス。聞こえる? 魔剣さん)
……あれ? 無理だった?
(何だこれは?)
お、帰ってきたね。
へーやっぱりちゃんと喋れるんだね。
「ハルちゃん、今私魔剣と「念話」で話してるから邪魔しないでね」
「お主、「念話」も使えたのか。まぁよかろう、目的ははたしたしのう」
「目的?」
「こっちの話じゃ」
まぁいいか。
さて、何をはなそうかな。
(「念話」で話しているんだけど、さっきの怒ってる?)
まぁ怒ってるよね~誰だって行き成りあんなことされたらね。
(俺があんな事で怒るような心のせめぇヤツじゃねぇ。封印される前は日常茶飯事だったさ)
そうなんだ。
まぁ怒ってないなら別にいいんだけど。
そもそも何で封印が解けたんだろ。
(何で封印が解けたの?)
(ん? ああ、それはな。そもそも俺は一時の眠りに付きたくて封印されただけだ、破ろうと思えば何時だって破れたさ)
てことは、今がその眠りからのお目覚めってことかな。
(今目が覚めたってこと?)
(いや、ちょっと前に目が覚めたんだ。予定ではもっと眠っている積りだったんだがねぇ、どうにもビビッて来ちまったのさ)
……ごめん、全然意味が分からない。
ビビッてなんだよ。
なんか嫌な予感が。
(今分かったぜ、この感覚が。俺はお前を気に入ったようだ、お前を主に認めてやろう)
いらんわ!
いやいやいや、ないない無い!!
だってこの魔剣って過去に都市とか普通に滅ぼしているだよね、そんな野蛮なヤツ近くに居るとか怖いよ!
(あなた、過去に都市とか滅ぼしているんでしょう?)
(ああ、あれな。あれは俺を無理やり主にしようと都市や国が動いたからお見舞いしてやった訳さ)
……もう何も言うまい。
さてどうしよう、いやほんと。
(さて、主よ。お前の実力が知りたい、勝負するぞ)
嫌なんだけど、でもこういうタイプの人って言う事聞かないんだよね。
仕方ないな。
「ハルちゃん、なんかあの魔剣と勝負する事に成った」
「どういうことじゃ?」
私は事のあらましを説明。
「ハハハ、まさかあの魔剣に認められるとな。これは凄いぞ」
笑い事じゃないよ。
(じゃあ、始めるよ。気が進まないけど)
(なに、少し実力を見るだけだ。軽くヤラャいいんだよ)
その軽くが私には面倒なんだけどね。




