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第49話 これ今にも開放されるんじゃね?

 すいません、著とした諸事情により、一時的に投稿の頻度が遅くなります。

 出来るだけ投稿使用とは思いますが、本当に申し訳ありません。

 私はいやいや付いて行っているんだけど、ハルちゃんはルンルン気分の様だ。

 ハルちゃんってもしかしてS?

 ……まぁいいや。


 書庫かな?

 そんな感じの部屋に入った。

 そして進んでいき、奥の方まで行ったら立ち止まった。

 ……これって定番なの? いやだって、王都の図書館でもそうだったよ?

 案の定、ハルちゃんは本を引いたら、ゴゴゴって効果音で扉が現れました、うん、予想どうりだね。


「フフフ、驚いたかのう?」


 うん、驚いたよ。

 秘密の隠し場所は絶対に本が有るところの在って仕掛けが同じってことがね。


 そして、ハルちゃんが進んでいく。

 アレ? 皆が入ったのに、誰も扉を閉め様としない。

 もしかして中から閉められないのかな?


 「真理眼」発動。


 中から閉めれるね。


「ん? 如何したのじゃ? 立ち止まって」

「いや、閉めないのかなって」

「ああ、それはのう」


 ハルちゃんは溜めを作って。


「忘れたのじゃ!」


 もう何も言えないよ。

 この人が魔王で本とに大丈夫か心配になってきたよ。


「じゃあ、教えようか?」


 なんかもう投げやりに言ってしまった。

 何を言っているのか分からないって言う表情を一瞬したが直ぐ笑顔になった。

 笑顔と言っても子共が悪戯をしているみたいな感じだよ。


「分かった、宜しく頼むのじゃ」

「おい貴様、何をするつもりだ」


 さっきの赤毛の人だね。


「よせ、ルージュ」


 そういって、ノワールが止めにはいった。

 ルージュと呼ばれた魔族は、異常に綺麗な赤髪の男で目がルビーみたいな色だ。

 髪型はメンズベリーショート、いかにもヤンキー感が出てる。

 見た目年齢は25ぐらい?

 まぁもっと取ってるだろうけど。


 私は気にせず入り口付近の壁をチョコンっと押した。


 そして、確りと扉が閉まった。

 これには、ハルちゃん以外は驚いた顔をした。


「さて、行こうかのう」


 皆私のことを驚いてか解らないけど、さっき異常に見てくるんですけど。




 ハルちゃん一行? は大きな扉も前にまで来ました。

 配下が扉を開きハルちゃんが中に入るから私もそれに続いた。


 そしたら、配下から「は?」とか「何?」とか聞こえてきたんだけど。

 ハルちゃんも少し驚いて居るようだ。

 そんなに驚く事あった?


「ハルちゃん?」

「あ、いやな、扉には先代魔王が好きに入れ無い様に結界張って有ったのだ。それを……ええと今更だがお主名前を何と言う?」


 まぁハルちゃんなら言いか。


「ユキ、あ、でも他の人達には言わないでね」

「分かったのじゃ。で、ユキは妾ならまだしも簡単にすり抜けたからのう、それで少しな……ユキは結界のこと気付かなかったのか?」

「ええ、と。確かに気付かなかったね」

「本に、面白いヤツじゃのう、それでどうやって結界を通ったのか」


 それは「完全防御」の自動発動だろうね。


「無意識だったからね」

「フフフ、無意識ときたか」

「で、あの人達入ってこないの?」

「ああ、待機を命じておる。妾が危険に成ったら入ってくるじゃろう。、万が一にも無いがのう」


 なに、その自身。

 大陸魔剣と戦うかもしれないのに。


「さて、あれが封印されている魔剣じゃ」


 ハルちゃんの指を指している方向を私は追った。


 何と言えばいいんだろう。

 剣に漆黒の膜が張り付いていて、それにひびが入っている感じ?

 これ今にも開放されるんじゃね?




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