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第1話 私の願い
【第一部】心の扉―始―
あぁ、またか……
もう、何年経ったのだろう。
親が周りに迷惑をかけるから、責められるのは仕方ないことだ。
でも、こちらも人間だ。
感情がある。
何年も、何年も、ストレスと恐怖を抱えながら、息をひそめて過ごす日々。
言霊?引き寄せ?ポジティブ?
そんなものが本当にあるのなら、私はきっともう報われているはずだ。
なのに、現実は一向に変わらない。
辛い、苦しい、悲しい……
今夜もそっと、静かにひとり、涙を流す……
こんな時、もしドラマの主人公だったら──
白馬に乗った王子様が現れて、私を眩しいほどの輝きに満ちた世界へ連れて行ってくれるのかもしれない。
……でも、そんな奇跡が起こるはずもなく。
目が覚めれば、いつもと同じ天井。
始まるのは、変わらない現実だけ。
もう疲れた。
人に疲れた。
人が怖い。
自由になりたい。
解放されたい。
優しくされたい。
私だけの味方で、居てくれる人に出会いたい。
──愛されたい──
こんな人生を歩んできたのは、一体何のためだったんだろう……
目が覚めたら、いっそ誰も私のことを知らない世界でありますように……
*
お主……
……そこのおなご!!
ここで何をしておる……っ!!




