プロローグ編043/【遠歳 友加里サイト0】/【友加里】のコスプレチョイス
【友加里】は、
「ふむっ・・・
今回はこれとこれにするでござる・・・」
とつぶやいた。
彼女がコスプレとして選択した作品は、【超身ファムシリーズ】が1つ、もう1つは【造物神シリーズ】からもう1つだった。
まず、【超身ファムシリーズ】の説明からしよう。
これは、【特撮】と【アニメ】が同時進行で行われているシリーズで【日本風】に解釈すれば、【女性版】の【仮面ライダー】の様なものになる。
【超身】とは、【変身】の様なものである。
【超えた身体】になると言う意味で使われている。
【超身後】は、【上からメイクも出来るマスク姿】と【武器にもなる各種アクセサリー】と【ウィッグやエクステ、カラーリングなどで毎回変わる髪型や髪色】、【エロかっこいい】と言われる【ボンデージ】をアレンジした様な【戦闘服】に身を包み、悪の組織と戦う【イケてるお姉さん】として表現されている。
また、体格的に勝る男の敵役達に女子プロレスを思わせる連続した肉弾戦のアクションでなぎ倒して行く姿には男性はエッチな目線で、女性は格好良さでファンの心を鷲づかみして、男女共にカルト的な人気を誇る作品となっている。
【特撮】でのアクションなどを【モーションキャプチャー】で取り込み、それを同時に【アニメーション】として、同時放送するという画期的なシステムで行われている。
つまり、【アニメーション派】は【アニメーション】に切り替えて、
【特撮派】は【特撮】に切り替えて、
両方みたい視聴者は【二画面】に切り替えて見ることが出来ると言う【番組】であり、それを採用した事から、話題になっている作品である。
それも、放送開始から今年でちょうど1世紀を迎えている。
100年続いた長寿番組であり、【ファム】も100代目となっている。
今回チョイスしたのは【超身ファム・センチュリー】だ。
100年の節目としてこれを外す手はないと考えたのだ。
もう1つは、【造物神シリーズ】だ。
これも30周年記念となっている。
【造物神】は、新たな【世界観】を【創造】する【物語】で【視聴者参加型】のアニメ番組となる。
放送2年前に次の【造物神】のモデルが発表され、その【造物神】に作って欲しい【世界観】を視聴者に募集する。
視聴者は自分が表現したい【世界観】などの【イラスト】や【設定】などを【応募】するのだ。
半年経ってから募集は締め切り、そこから半年かけて、応募してき視聴者達からの様々な【設定】や【イラスト】のいいとこ取りをして、それを元に【キャラクターデザイン】などもして、まとめて、【造物神】のデザイン発表から2年後、その【造物神】が作り出す【世界】として半年間、2クールに渡って【放送】されるのだ。
視聴者は自分が作っている感覚にもなり、自分の設定が放送された時には歓喜する。
そうやって、視聴者から絶大な人気を誇ってきた番組なのだ。
今回チョイスするのも30周年記念【女性造物神】である【クリエレジェ】だ。
このコスプレもちょっとエロいと言える。
問題は現在、【友加里】は12歳という事である。
【超身ファム・センチュリー】のコスプレも【女性造物神/クリエレジェ】のコスプレも外でやったら間違いなく補導される。
だから、室内で試して室内で終わるしかないのである。
これらのコスプレをタイムリーでやりたかったが、年齢的には足りない。
せめて、もう5、6年経たないとこれらのコスプレに合う肉体には成長しないというのが今の悩みである。
【友加里】は、
「う~ん・・・
やっぱり、似合わないでござる。
もう少しスタイルが良くならないと・・・
早く成長したいでござる。
もっと大人になれば色々素敵なコスプレが出来るのに・・・
このままでは【パフォリス】としては勝ち残れないでござる。
【コスプレ】だけでは足りぬでござるな。
何かもっと他の【表現】を・・・」
と言った。
彼女の悩みは切実である。
彼女の場合、セクシー路線で【コスプレ】してみたいという願望がある。
だが、今の年齢と体型ではそれが難しいと言わざるを得ない。
年相応のキャラクターならば、需要があるだろうが、そのキャラは総キャラ数と比べずっと少ない。
それでも該当キャラクターはたくさんあるにはあるのだが、【友加里】としてはもっと幅広く選びたいと言う願望がある。
全体的に小学生、中学生をメインとした【アニメ】の割合が少ないのも事実だ。
やはり多いのは高校生くらいをメインとした【アニメ】が主流であり、中学生になりたての彼女にはまだ年齢的に手が届かないのである。
子供風にアレンジするという手もあるが、それだと、オリジナルからは遠ざかる。
だから、なるべく【アニメ】を忠実に再現したいのだ。
早く大きくなりたい。
そう思ってもこればかりは時が解決してくれるのを待つしかない。
【友加里】は鏡にうつった自分の姿を見て、
「はぁ・・・」
とため息をついた。
思春期まっただ中の彼女は悩み事も多いのだ。




