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宇土の大木  作者: 無能3245
第1章 新島学園編
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第4話 オリエンテーションIN山科 後編

よろしくお願いします。


17時、ホテルの地下にてオリエンテーション最大のイベントである教授(または助教授)による模擬試合(1R90秒/R)が行われる。予め教授達によりどの生徒と闘うのかが決められていた。カズの場合は廣垣助教授との試合で順番は18番目だった。


模擬試合を待ってる間、廣垣助教授をはじめ様々教授達の試合を見ていた。いくら高ランカーといってもほとんど引退している、60に近い年齢を感じさせないその動きに戦慄が走る。ほとんどの生徒は瞬殺、KO負けに対し、教授達は次々に試合をこなしながら負けどころか、怪我、息切れすらしてなく、学生に大怪我をさせない程度に手心を加えていた。


すごい圧が向こうのリングから感じる、あれは松岡教授のとこか。

あっちのリングから担架が運ばれる学生が多いな。稲岡助教授のとこか。

…ん?今運ばれたのは柳原さんだ。

山門トレーナーは期待の新人だって言ってたのにそれでも相手にならないのか。


…さて、次の次にカズの出番が迫ってきた。

カズはアップを開始していた。


「次、18番目の吉岡選手、リングに上がってください。」

案内役の方にリング上に来るよう促され、リングへ。助教授は赤コーナー、カズは青コーナーであった。

「…両者準備はよろしいでしょうか?1R90秒/Rとなっております。時間が来なくても私がヤバいと感じたら試合を止めます。いいですね。」

レフェリーの試合開始の合図とともに試合が始まった。


…試合が終わり、怪我は特になかったが念のため医務室へ。

試合展開は、開始直後にカズの前蹴を助教授が避けた。

カズはウィナーサークルの中心に居座り、助教授は周りをぐるぐる回りながら打撃、タックルを仕掛けるも決め手に欠けていた。試合終了直前に助教授のタックルが決まり寝技展開になったところで試合終了。滞在率95対54でカズの勝利であった。

医務室でも異常は無しと確認され、残りの試合観戦。

その後は同じ稲岡助教授と試合をした同期とともに夕食へ。


夕食後、すぐに自室に戻りしばらくして就寝へ。

寝付くのに時間はかかったがそれでも目を瞑ったままでいて、気が付けば翌朝になっていた。


朝8時に朝食、9時から12時まで二条城近くの武闘歴史観、平安神宮、京都御所、新島学園の烏丸キャンパスを巡った。


12時に山科のホテルに戻り、昼食へ。

13時にバスに乗り、精華町へ戻った。



模擬試合後の教授達の会議

「では、これより今日の模擬試合についての会議を始める。」

「まず、学生達の全体的な力量だが、実感として例年以下と言わざるを得ないな。」

「…全くですな、今年の模擬試合は手ごたえのない生徒がいつもより多いような気がします。」

「…そうかもしれませんが、今年だって軽いけがをしている教授側の方も数名いらっしゃるじゃないですか。それなりの強い学生もいたのではないですか?」

「…1R90秒/Rとはいっても勝利または判定まで残った学生は4名、ですよ。例年より少ないのは事実です。」


「…まずは唯一学生がKO勝ちしたのは山口先生と闘った柳生リオン。彼はあの柳生一門でもあり、父は柳生一門の重鎮の一人である柳生宗盛。母はアメリカの元Aランカー。この両親を持ち、あの力量はまさに天才とも呼べる逸材だな。」

「よくここに進学してくれたな。…で、山口教授、感想は?」

「…、はい。してやられました。まさか学生に負けるとは。ここ数年、学生相手で判定すらなかったのですが。今日は調子もまずまずでしたが、それでも彼にやられました。面目ないです。」

「…とりあえずこの件は新島副学長に報告する。ビデオで試合を見た感じでは山口教授に非はないと思われる。だが判断は副学長に任せよう。山口教授も報告するように。」

「…分かりました。」


「…次に青山教授に判定勝ちした五十嵐ゆきえ。あれは青山教授の作戦ミスですよ。五十嵐家は五条家の分家、関節技に持っていきやすい展開にさせたのはミスと言わざるを得ません。また、ウィナーサークル外に居続けたのもまずかったですよ。」

「…す、すいません。打撃で応戦しようとしてもあのまとわりつく感じに腰が引けました。」

「…はぁ、まぁいいでしょう。副学長に報告が挙がるでしょうが、処分にはならないでしょう。この学生のトレーナーは青山教授のゼミ生ですから貴女が責任もって指導する形になるでしょう。」

「分かりました。」


「…次に廣垣助教授、問題はあなたです。例の吉岡和彦との試合ですが、あのレベルに判定負けを食らうのはまずいですよ。彼は一般家庭の出で柳生とか五条に全く関連がなく、宇土の大木と呼ばれる巨体とそこそこの打撃のみが取り柄の選手にしてやられるとは。これは下手すると懲戒処分もありえるかもですよ?」

「…うう、面目もありません。」

「…ま、この件も副学長に報告します。しかし、この学生のトレーナーのゼミ生は田中教授、ですか。ガタイだけでしょうから今後は期待できないかもですが頑張ってください。」

「…チッ」

「…では最後に新島助教授。小山わたるでしたな。あの試合はかなり手を抜きすぎではないでしょうか?」

「それは仕方ないです。去年はやりすぎて厳重注意を食らったので。でも、あのスピードで距離を取られたらヤる気じゃないと90秒で捉えるのはさすがに無理ですよ。それとも去年みたいに死傷者出していいのですか?」

「…まぁ判定で勝ってますし、今年はけが人だしてないので大丈夫だと思いますが、これも副学長に報告します。それにこの学生のトレーナーは私のゼミ生ですから楽しみではありますし、責任もって指導します。」


「…とりあえず、今年の模擬試合の総評をします。力量は柳生リオンはC-、五十嵐ゆきえはD+、吉岡和彦はD-、小山わたるはD、こんな感じでしょうか。あとはほぼEランカーってところでしょう。」

「そんな感じでしょう。」

「あと、松岡教授は学生に圧をかけすぎ、稲岡助教授は学生を失神させすぎです。今後は注意してください。」




今の所、週1投稿出来そうです。

次回も頑張って投稿します。

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