翔の過去・・・(1)
外はザーザーと雨が降っている。俺はその音を聞きながらふと自分と母親を捨てた父親のことを考えていた。あの日も、こんな雨だった。
それは、俺がまだ、小学生だった頃。ある日を堺に父親は帰りが急に遅くなった。今思うとその頃から父親には、愛人がいたのかもしれない・・・その日から、俺と母親の2人で晩御飯を食べる日々が始まった。
そんな日が続いたある日。俺は運動会の応援団長をやっていて、帰りが少し遅くなった。すると、家の中から、母親と父親の怒鳴り声が聞こえてきた。どうやら俺の事で怒っているらしい。俺は慌てて家の中に入り帰るのが遅くなった事情を両親に説明した。両親は俺の説明で納得したが、その日を堺に母親の表情が変わった。いつも疲れ果てているようなそんな表情に・・・。
ある日の事だった。俺は夜中に目覚めてしまい、水を飲みに行こうとリビングに降りた。すると、両親の寝室のドアが僅かに開いていてそこから光と両親の聞いたこともない声が聞こえてきた。俺は興味本位にそのドアの隙間から覗いてしまった。。それが間違いだった。両親は、ヤっていた。俺はあまりの衝撃に自分の部屋に慌てて戻って寝て今のは無かったことにしようとした。。
しかしできなかった・・・。両親は俺が見ていたことは幸いにも知らなかったようだ・・・。
俺が両親がヤってるのを見てから数日後。父親が出ていった。この事がキッカケで俺は女の子に対しての見方が少し変わった事は誰も知らない・・・




