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跋
本書の編纂を了えるにあたり、一点、付記する。
本書の各章は、校閲前の記録に基づいて構成されている。「感じた」「気がした」「変だと思った」——校閲の過程で置き換えの対象となった表現を、本書は原記録のまま保持した。保持の判断は編者による。
参考として、校閲済み原稿の対応箇所を一箇所のみ、以下に転載する。本書第21話に対応する箇所である。
「七月四日。天候:雨。主査として記録する。」
以上である。
校閲済みの全文は発掘調査報告書として既に刊行されている。所蔵先は、本書第60話に記載の二十六箇所である。二十六箇所目の所蔵先については、貸出の記録を確認することができない。閲覧の記録はある。
本書と報告書といずれが先に書かれたのかについて、編者は確認することができない。読者が、いずれを先に読んだのかについても、同様である。
読者の判断に委ねる。
令和七年三月
編者




