思う気持ち
しばらく、病室で横になっていると
両親が部屋に入ってきた。
父「具合はどうだい」
私「もう、大丈夫だよ、元気」
母「・・・」
なんだかお父さんとお母さんは私に何か言いたいことがあるのか、なんだかいつもと違うのが見て取れる。
両親から笑顔がきえ私を真剣な顔でみる
父「生体パーツってしっているね」
私「うん、もちろんしっているよ」
【生体パーツ】とは私の左腕は自分では覚えていないけれど昔事故にあって欠損していたと聞いていた、ただ自分の細胞とクォーツマシーンを混合した【生体パーツ】によって再生されたと聞いている。簡単にいうと元の左腕とそっくりなクローンを使用しているって事
父「実は生体パーツを使用してアイテスオーバー技術の恩恵を受けているのは君だけじゃないんだ」
私「えっ?知っている人?
母「ええっ良く知っている人、あなたの彼よ」
私「そうなんだ」
なんとなく、うれしく感じた私と同じだったんだって
しかし両親の態度はそれとは違う
父「彼の技術の依存度は君よりもっと高い9割以上だ、そのことを彼は知らないんだ」
その依存度を聞いて息詰まる、
私「なんで教えてくれなかったの?」
つぶやくように言った、私はそこで躊躇した自分に無性に腹が立った
その時、ドアが開いたのがわかった。
一斉にドアに視線が集中する
彼だった
「体は大丈夫か?」
私は血の気が引いた会話を聞かれていないか心配で
「うん!」
私は笑顔を取り繕った、両親も優しい笑顔で彼をみた。
突然の両親の言葉に私は驚いたけれど、やっぱり気持ちは変わらなかった、変わらず彼の事が好きだった、いままで過ごした事実は変わらない、彼の事を大切に思う気持ちは変わらない
彼の顔をみてそう確信した。
「制御がうまくいかなかったみたい」
私は言った
「ああ、左手の?」
彼は質問する
私「そうみたい」
彼は安心したようで、涙目だった。
私は会いたい気持ちが爆発してたくさんの話をした、遅くなってきたので彼はまた来るといい
かえっていった。
あの後、その話を聞いても本気で彼の事を好きな事は変わらないことを両親に伝えた。両親も納得してくれた、というよりもそうであってほしかったようだった。
両親の言葉が気にならないと言ったら嘘になるが、私自身その技術の恩恵にあやかっているのだ納得もしやすいだろう。だから両親もこのタイミングに話してきたのかもしれない。
退院して、いつも通りの日常に戻っていた。
明日は彼と出かける予定だ、どこに行くかは決まっていないがこの頃のかれは私がしたいことをよく当てる、まるでコンシェルジュのようだ。
あしたは何しようかなー楽しみだ




