プロローグⅠ
えー。改名し、改めて自分の作品を向き合った事により、設定などが変更したので、新しく1から投稿しようと思います。
半年近く失踪してしまい、申し訳ありませんでした。
改めて、拙作と筆者を応援していたたければ幸いです。
NONAMERELIFE-ノーネームリライフ-
ミーンミンミンミンミン。
こんな朝早くからやかましく鳴く、蝉の声で眼を覚
ます。半開きの目を擦り、一つ大きなあくびをして起
き上がる。
枕元に置かれた真新しいデジタル時計は、5時
40分を表している。いつもより早いな。
そういえば、妹は昨日、部活の大会だったと言って
いたな。疲れているだろうし、起こさないよう気をつ
けよう。
たまには俺が朝食を作るのもいいだろう。いつも
作って貰ってるしな。
なんだか不思議な気分だ。いつもは妹が先に起きて
いて、俺が叩き起こされていたのに。様々な音が響い
て賑やかな部屋が、いつもは聞こえもしない外の音で
埋め尽くされている。
これを感じる為なら、たまに早起きするのも悪くな
いな。
洗面台とシンクの蛇口を捻って、なかなか温まらな
い水道水をお湯にする。顔を洗い、軽く口をすすぐ。
IHコンロにフライパンを置き、ゴマ油を敷く。香ば
しい匂いが漂い、食欲を刺激する。卵を2つ割り入れ、
厚く切ったベーコンを均等になるように並べていく。
長年使っているせいか、戸を押さえないと加熱機能
が働かないオーブンで食パンを焼く。
スロースターターなアイロンのプラグを挿して、熱
を持たせる。
パンも卵もうまく焼けたようだ。起きてくる前に食
べてしまおう。
朝食を片付けたところで、アイロンが熱を持つ。
今日は時間もあるし、妹のも掛けておくか。
大分早いが、やりたいこともあるしもう出るか。
「ううっ、寒っ」
蝉のせいで完全に忘れていたが、この時間は普通に
寒い。
温暖化の影響は、もうすぐそこまで来ている、とい
うことだろう。
出来ることはしないとな。
いつものルートを少し外れ、田舎らしい駐車場の大
きいコンビニに立ち寄る。
楽しみにしていた少年誌を3冊と、HOTコーナー
においてあるクラフトコーヒーを手に取り、弾んだ気
持ちでレジへ向かう。
今週はどんな展開になっているのだろうか。楽しみ
だな。
そうだ、肉まんも買っていこう。
「スイカで」
「合計、900円になります」
少しづつ暖かくなってきたな。
食べながらなら、少し寒くても問題はない。
風が吹いていないことに感謝して、河川敷の方へと
向かって行く。
更新の方は3月から始めさせていただきます。
一応受験なのでね
Twitterで活動報告をするので、フォローしていただけると嬉しいです。