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曇りの風
生き物の向こう側に
血生臭さがちらつき
止まる時間の中に留まる時間
一瞬が一生かのような
泊まる時間がある
肉が裂けようが
目玉が潰されようが
生き物のCPUには
耐えられるように
終われるように
冷静に処理されていき
息が無いことすら忘れる
その後景は第三者に張り付き
何の意味も無い恐れや
気持ち悪さをよんで
夕方の隙間や深夜の無音に潜ませ
長く長く苦しめては
人の形をした者はという道徳へと
ゆっくり変わるものである
しかし
変わらない者も居る
哀しいかな
変わらない者も必ず居る
だから
人の倫理観や道徳心は
意味など無く
意味が通じる者同士でしか
使えないのだ
善し悪しすらも
使えない者達とは
ルールに乖離があるのである
6月の風が吹く
湿気を含んだ空気が流れる
何の意味も無いことに
意味を作ることは
個々が個々として存在することに
意味を作り
価値を付加していく
できれば
皆が同じか
似たような価値であれば良いが
そうならないように
世界は作られているから
ズレない為に考えることが
人ができる唯一の抗いだろうか




