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人類八番街

陽の光の中から

くどい意識で目をこすり

日常のスイッチを押して廻る

車のエンジン音は

朝と夜で違いがあり

1時間の進み方も

砂の落ち方ですら

何もかも違って鳴る

その気が立っている雰囲気が

この世でもっとも嫌いだった


意味は無い

人間生活に意味があるだけで

人として生きるかと

動物として生きるかの違い

保証を作った人間は

人として生きた方が楽だとして

科学を発展させた人間は

人として生きた方が苦しまないとして

目の前に文化をぶら下がる

皆、必死にそれを咥えて走っている

生き残れないよりはマシだと

命が知っているからだ


そこから外れたゴミ捨て場には

車に轢かれた猫や

その遺体をついばむ鴉

腐った木の板に酸化した金属

空回る、あぁ空回る

命の在り方を文化的に問いながら

あの廻り方を否定はしない

芸術に逃げ込み

エンターテイメントに逃げ込み

見ないふりと聞かないふりをして

立派な人だと人はしたのだ


学術的にどうだとか

個別の在り方がどうだとか

煩い命の蝿どもが

今日もくだらない上から目線で

御高説を並べている

幸福の在り方なんて大抵が定義だ

定義が出来ない人は

一生、他人に踊らされる

雲みたいに風に翻弄されて

行き着いた先で

「違う」と言いながら

雨となって消えてしまうのだ


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