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Blood Times-吸血鬼たちの小夜曲(セレナーデ)  作者: 弁財天睦月
闇夜のその先

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2-1

2


あの事件からちょうど1ヶ月後、天女目道命3佐と白石順美2尉は川上幕僚長と対面している。

他は誰もいない会議室だ。

新しいチームを作る必要があると訴えたのは天女目だ。

白石も同意している。

川上はしばらく待てとだけ言って待たされていた。

呼び出しを受けたのがちょうど1ヶ月後の午前10時半だった。


「新しいチーム作りの目処がたったってことですか?」


天女目からの問いにそうだと頷く川上。

極秘に進めてたようなので他には数名を除いては誰も知ってる者はいないとまでつけ加えた。


「そうだ。

ただし人数制限がある」


「どういうことです?」


実はなと川上からの説明を受けた。

元身障者福祉施設が吸血鬼のなんらかの施設として利用されているという情報を販売した人物がいる。

その人物は店舗を経営している。

知る人ぞ知るといった極秘経営の店だ。

それは奇妙な店だということだった。

場所は教えられないが白いキツネの仮面の女性が受付をしていて目だけが見えている女主人が経営している小さな店。

取り扱っている商品は他ではありえない驚愕するものばかり。

金さえ払えばどんなオーダーでも受けつけてくれるという店らしい。

その店で対吸血鬼戦用の武装1式を揃えたということだ。

ただし、8名分のみ。

ボッタクリじゃないんだろうけど1名分のフル装備が高額すぎる。

予想外の費用の捻出するのにも苦労したとぼやいている。


「とりあえず8名。

あと6名はそっちで集めてくれ。

他に後方支援も何人か必要になるか···」


わかりましたと了承。

早急にチーム作りをしなければと決意する。

その前にその対吸血鬼装備を確認しておきたかった。


同日午後3時22分。

月読たちは目指していた建物の中にいる。

インターフォンでグレゴール・ウォーター博士に会いにきたと告げるとあっけないほど簡単に建物内に招き入れられた。

警戒心というのがまったくない人物らしい。

学者とか研究者ってこういった人物が多いなと月読は思う。

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