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Blood Times-吸血鬼たちの小夜曲(セレナーデ)  作者: 弁財天睦月
血のたわむれ

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22/65

5-1

5


ちよはシレーヌと激戦になっている。

意外にもシレーヌは日本刀を手にしている。

ブロンドでどう見ても外国人の容姿で日本刀を巧みに使っている。

ちよのナイフ使いの剣技といい勝負になる。

そしてちよと同じくスピードバトルを信条としてるようだ。

剣とナイフを合わせて押し合いになればちよの勝ち。

ちよはスピードだけではなくパワーもある。

7歳くらいの女の子の体躯ではあるが、例えば路線バスとかであればかる〜く持ち上げてしまう。

さらにちよは攻撃に特化している。

護りなどはいっさい行わない猪突猛進タイプ。


高速移動でのナイフと剣での撃ち合いになっている。

有利なのはちよだ。

相手は普通の日本刀。

ちよのナイフはジグズ。

少しでも刃を入れさえすれば吸血鬼ならそれで終わり。

そしてちよはナイフの2刀流だ。

片手で相手の日本刀を受けることなんて容易(たやす)い。

日本刀をナイフで止めてもう1本のナイフで切り刻んでやればちよの勝ち。


スピードファイトで建物の壁や空中で刃物を撃ち合ったりと立体的な戦いになっている。

体の軽いちよには向いている戦い方だ。

突然の2人の激突によって巻き込まれてしまったのは一般の人たち。

逃げるにしても高速移動しながらの2人の戦いに巻き込まれてしまう。

若い女性や外国人のおじさんが次々と弾き飛ばされている。

ぶつかられて後方に10メートルほどふっ飛ばされたりしている。

海外の商店なんかがズラッと並んでる通りなので人の流れも多い。

新大久保駅にも近いのでなおさら人が多い。


こういった事態が突発的に起こるのは今の世界では常識になっている。

吸血鬼の存在は世の中的には認知されてないかもしれないが、なにかのバケモノがいるということは認識されている。

警察ではまったく対応できない。

日本では自衛隊が対処している。

しているがほとんど成果は上がってない。

小隊として出動したはいいが生きて帰ってきたのは1人もいなかった。


こいつ、なかなかやるなとちよもシレーヌも思っていた。

ちよのナイフの切っ先すらかすらせることができない。

敵ながら見事な剣技。

場数を踏んだ熟練の手練れだった。

ちよのナイフにことごとく刀を合わせている。


スピード勝負なら負けるつもりはないとさらにアップする。

地上より空中戦が増える。

縦横無尽に人間たちの頭上で攻守を繰り返すことになる。

地上だと愚鈍な人間がチョロチョロしていて本当に邪魔だからだ。

ちよもシレーヌも斬りつけることはなかったが邪魔な人間は弾き飛ばしての戦闘に夢中になっている。


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