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第53話□神の裁きジャッジメント!

いつも誤字の指摘ありがとうございます。気をつけて見ていきます。よろしくお願いします。


みんなを蘇生させた翌日魔王軍討伐の報奨式が執り行われる事になった。連絡のあった人は王城に来るようにという事だった。


私は戦の時のドレスアーマーを着て登城した。今回は何かあればこちらも黙ってはいないつもりだ。


「セイよ報奨式にドレスアーマーはどうかと思うぞ?」


「何言ってるんですかタロスさん。前回私は斬り殺される所だったんですよ!」


「いやもうお前を殺せる奴はこの国にはいねえよ」


「アダムさんも優しすぎです!今回はやられたらやり返します!」


「大丈夫だと思うぞい」


呼ばれたのはビオラの冒険者3人と勇者の3人だけだった。周りにはまた主だった貴族が並んでいる。前には王様とお后様と王子が椅子にかけていた。今回は第2王子はいないようだ。


最初にタロスさんとアダムさんが宰相さんに呼ばれた。2人は前に出て片膝をついて臣下の礼を示した。


「冒険者タロス並びに冒険者アダム両名は先日の魔王軍との戦いで複数のヒュドラを倒し王国に貢献した。よってそれぞれに金貨200枚を与える」


次に呼ばれたのは勇者3人だった。3人ともやはり片膝をついて臣下の礼を示した。この3人はここの国民になったんだ。まあ庇護下にあるから当然かな。


「勇者3人は先日の魔王軍との戦いで協力してホワイトドラゴンを倒し王国に貢献した。よってそれぞれに金貨300枚を与える」


最後に私が呼ばれた。私は前に出て深々と礼をした。私はこの国の国民ではないし臣下でも無いのでこれで良いと思った。しかし周りの貴族たちからは色々な声が飛んで来た。


「臣下の礼をとらんか!この礼儀知らずが!」

「王の前で不敬であるぞ!」

「この卑しい平民が!」


「私はこの国の国民ではないし国王の臣下でもありません。礼はしましたよ?今回はこちらも我慢はしません。報復致します。悪意には苦しみを善意には祝福を神の裁きエリアジャッジメント!」


消滅させたらさすがに可哀想なので苦しみを与えることにした。私に良い感情を抱いている人には祝福が行くはずだ。体の悪い所は回復するだろう。早速効果が出始めた。両脇に立っている貴族達が苦しみ出した。


「うぐああああー!く、苦しい!」

「これはどうした事だ!ぐああああああ!」

「ぎゃー!」

「苦しいー!」

「なんか心地いいのう」

「体が軽くなったぜ」


両脇に立っている貴族達は半分位の人が苦しみ出した。私って恨まれてるのね。あれリリアさんも苦しんでる。この人私の事を目の敵にしてたからなー。なるほどね。


宰相さんが私に魔法を解くように言ってきた。


「聖女様どうぞ魔法を解くようにお願いします」


「私への悪意がなくなれば痛みはすぐに消えますよ。それにしても私はこの方達と面識がないのですがね」


「誠に申し訳ないです。この者達の態度は確かに許し難いと思います」


「魔王軍四天王を倒してドラゴンを倒して亡くなった人を蘇生させて随分頑張ったと思うのですがこの国の貴族様は気に入らないようです。それでしたら次からは貴族の皆さんで魔王軍と戦ってください。私は絶対にこの国には来ませんのでよろしくお願い致します」


「王様、せっかくの報奨式なのですが辞退させて頂きます。それでは失礼致します」


「ま、待ってください」


宰相さんが何か言っていたが気にせず転移の羽を使ってビオラの町に帰って来た。


報奨式式場


「このバカども!どうしてくれるのだ!国から聖女がいなくなってしまうではないか!」


宰相が怒鳴っているがこ奴らには聞こえていないようだ。


「く、苦しい!」

「王国の貴族たる私がなぜ!ぐああー!」

「おのれーうがー!」


「リリア!セイアの事を悪く思うのをやめろ!そうすれば痛みは収まるはずだ!」


「ううっ!分かった。はあ~何とかコントロールできたわ」


「よかったぜ!」


「セイアは色々考えているんだな。僕達も考え時なのかもしれないな。この国はこの3ヶ月間転移のエネルギーを貯める気配もないしな」


「そろそろここを出ようぜ」


「そうね。お金も手に入ったしね」


「嬢ちゃんやったのう」


「ジャッジメントか。恐ろしい魔法を放っていったもんだな。俺は体の調子がいいけどな」


「うーん。しかしアダムよ。この国にはセイが必要じゃろ?」


「貴族さん達があれじゃあもう無理だろう?セイは特に間違っちゃいなかったぜ」


「確かにそうじゃな。しかしあいつはガキなんじゃからもうちょっと上手く対応すれば現状維持位はできたはずなんじゃがのー。この国のお偉いさんは何を考えているんじゃ」


確かにこの冒険者達の言う通りだ。しかしここまで貴族共がバカだとは思わなんだ。戦いの時は奴らに責任を取らせるのは良いとして何とか聖女に戻ってきてもらう方法はないものか?


四天王クラスが攻めて来たら絶対に支えきれん!あの力は絶対に惜しい!何かよい考えは無いのか!


「父上大変な事になりましたな。取りあえず報奨金は聖女の冒険者ギルドの口座に振り込んでギルド通信で帰ってきてくれるようにメッセージを送ってはどうですか?」


「そうだな。何もやらないよりはましだな」


ビオラの町恵みの家


「みんなすまないけど私はまた旅に出る事にしたよ」


「セイ様の決定に異存はありません」


「時々様子を見に帰って来るよ」


「お姉ちゃん行かないでよー」


「ごめんねサーラちゃん、マリリンちゃん」


緊急事態の時は冒険者ギルドのギルド通信で連絡するようにとミミルさんにお願いして来た。奴隷商人のレイドさんには今後の連絡はミミルさんにするようお願いした。


「いよいよ出発ね?」


「今度は何処に行かれるのですか?」


「うーん。前に帝国のテウル市で宝石細工職人のアリスさんと契約したから様子を見に行こうと思う」


「なるほどねーそれじゃあ暫くは滞在するのよね?」


「まあそうなるわね」


「またお仕事できますわね」


「大丈夫だと思うわ」


私達は転移の羽でオスタルコル帝国のテウル市に向かった。


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