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第52話□蘇生魔法リザレクション

天気が不安定で大雨や雷雨になる事が多いです。皆様気をつけてお過ごしください。よろしくお願いします。

「ステータスオープン!レベル81、魔力値10567、聖女、聖戦士、殲滅姫」


またレベルと魔力値が上がっている。 簡単に終わった戦いだったんだけどなんでこんなにレベルが上がるんだろう。やっぱり相手はそれなりに強かったということかな?魔力値が1万を超えた!まあ多くて困るわけじゃないからいいかな。


昨日治療を待っていて途中で亡くなった方がいたので思わず蘇生魔法を使ってしまった。かなり目立ってしまったと思う。それはそうだよね。 死んだ人間を生き返らせるなんて絶対にできないことだから。今日は昨日亡くなった 36人が生き返るかどうかを試すことになっている。戦い自体は2時間ぐらいで終了したのでその間に亡くなったということになる。


ここは王都の中央病院だ。いろんな先生や司教様がたくさんいる。あの大司教カミーユ·アンペール様までいる。人が生き返るなんて信じられないしもし本当なら見てみたいわよね。


「それでは聖女様お願いします」


マジックバッグから騎士の死体を出した。この方は体を切られて亡くなったようだ。まずそこを治す。


「エクストラヒール!」


体が元の通りになったので蘇生魔法をかけてみた。


「リザレクション!」


「うおっ!俺はジャイアントベアーに殺られたはず?」


「うおおおおー!成功だ!」

「本当に生き帰った!」

「信じられん!」

「うーん。奇跡の御業だ!」


魔力値は100消費なのか。この調子だと50人ぐらいなら何とかなりそうだわ。


次の人を治療してみた。この人は冒険者のようだ。下半身が溶けている。ワームに食べられたのかな?


ん?男の人の下半身ってどうなっていたっけ?昔お父さんのを見た事はあるけどどんなだっけ?


「聖女様いかがなさいましたか?」


「あのー私、男の人の下半身って見た事が無いのでイメージできません。イメージできないと治せないんです」


「ああーなるほど、それでは付き添いの冒険者の方に見せてもらってください」


「え、はあ、すみません」


ちょっと別室で冒険者の方に体を見せてもらった。ひえ〜何これは?!キモい〜!冒険者の人にお礼を言って戻ってきた。


「聖女様お顔が真っ赤ですが大丈夫ですか?」


「はい、何とかなると思います。エクストラヒール!テトキシフィケーション!」


体を再生して解毒も行った。蘇生魔法をかけてみた。


「リザレクション!」


「う、う〜ん?あれ?俺はどうしたんだ?ワームに食われたはず?」


「成功です!素晴らしい御業です!」


うえ~何か凄く恥ずかしいんですけど!


「あのー蘇生魔法は他に使える人はいるんですか?」


「いえ見たことも聞いたこともありません!」


私だけが使えるのか!うーん。このまま王国にいたらいいように使い潰されるような気がするわ。要注意ね!なんてことを考えながら治療を続けて全員を生き返らせることができた。


ただし顔が潰れてる人は適当に顔を作ったので見た目は別人になったかもしれない。だが中身は同じだと思うので慣れてもらうしかない。


頭がないとさすがに蘇生魔法は使えない。逆に頭だけあれば時間はかかるが何とかなるということだ。しかしその場合体の見た目は別人になってしまうと思う。


全員の蘇生が終わった私はタロスさん達がいるホテルへと向かった。


王都中央病院院長室


私はレオポール·ロッドレイ。この国の第1王子だ。王位継承権1位だが弟の第2王子アレックス·ロッドレイと王位継承争いをしている。私が20歳で弟は18歳だ。年齢的にはどちらが王になっても差し支えない。だがロッドレイ王国の王には私こそがふさわしい!


弟は無謀にも直接聖女に接触して大失敗を仕出かしている。私はそんな愚かな事はしない。それにしてもあの聖女は素晴らしい力を持っている。ぜひとも后に欲しいものだ!しかし聖女は王族や貴族を嫌っている。何か良い手はないものかな。


私が直接会う事は控えた方が良いな。ならば供の者の中から彼女をこちら側に導く者を派遣するか。まずは彼女を知ることからだな。目的がわかればそれだけ御しやすいというものだ。


「大司教、聖女のあの力はすごいですな」


「ええ、素晴らしい力です。それだけに扱いが難しいです。アレックス様のようなやり方ですと彼女は離れていくばかりです」


「そうだな。考えていかねばならないな」


私の手の者の中に冒険者が何人かいたはずだ。彼らに探りを入れさせよう。


魔王領前線基地


「魔王様!四天王魔竜モラトラス様が戦死されました。ドラゴン部隊とヒュドラ部隊は全滅です!」


「うう··········モラトラス·········」


あれほどの勢力を誇ったモラトラスがたった1日の戦いでやられてしまうとはいまだに信じられん。


実際に戦ったのは2時間程度だったという。その間に7体のドラゴンが葬られている。一体聖女はどこまで強くなるのだ!


「俺が行くしか無いようだな!」


「お待ちください!ウキキ。今一度私にチャンスをいただけないでしょうかウキキ」


「お前が戦った時とは比べ物にならんくらい強くなっているぞ!」


「う········ウキキ」


「サルエルでもアガーヤでも勝てぬのではないか?


ここは俺が行くしかないだろう?」


「お待ちくださいニャ!魔王様が負けるとは思えませんが万が一のことを考えプリズンの者どもを刺客として送ったらどうでしょうか?」


プリズンとは私の方針に合わない者、反対派閥の者、犯罪者等を閉じ込めてある異空間の事だ。異空間と言ってもこちらと同じような環境だ。水も食い物もある。確かに強い奴もいた。やってみる価値はあるか。


「サルエルよお前をこの任務の責任者とする。プリズンの者を使って聖女を討て!」


「はっ!必ずや聖女を討ち取ってご覧に入れます!ウキキ」


「アガーヤは不死軍団と竜軍団の再編成を頼む」


「分かりました。いつでも出撃できるようにしておきます!」

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