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椿が蕾をつける頃  作者: なずなよもぎ
5/7

映画を観よう

少しずつですがごめんなさい!


目に留めて頂いた読者さんありがとうございます。

椿です。



というわけで私たちは今校門にいます。



映画を観る時間までスイ○ラに行く約束をしたので蕾さんは目を輝かせていますね。



かわいいです。



「ねー、着いたら何食べる?」



何があるのでしょうか。



「…行ったことがないので何があるかも知らないです。」



「そか、…あ、甘いものとか食べる?」



甘いものといえば…



「そういえば作らされましたね。」



踏切ふみきりに足止めされてしまいました。



「誰に?」



「親ですよ。許嫁(いいなづけ)が甘いものが好きだそうで。」



「⁈」



「どうかしましたか?」



「別世界の住人…」



踏切の音でよく聞こえませんでした。



「?」



「その人と結婚すんの?」



「ええ、予定通りであれば。」



「やじゃないの?」



「…ふふふ。」



「なんかおかしいこと言った?」



「いえ、正直に申し上げますと私は結婚に興味がありませんし、親に決めて頂いた事は今までずっと従ってきました。

だから、嫌とかそういう問題じゃないんですよ。」



「?」



「私は身代わりですから」



カンカンカンという音と共に電車が通って行き、風が強く髪を(なび)かせた。


微笑むと蕾さんはなんだか恐ろしいものを見た様な顔をした。











よろしければブクマと星を押して頂けると作者が泣いて喜びます。

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