目次 次へ PR 1/106 プロローグ 太陽のようにまぶしいスポットライトが、高い高い天井からリング中央に降り注いでいる。 でも目を閉じてはいけない。 そんなことしたら拳をよけられない。 私は目の前の対戦相手を見つめる。 綺麗だよ、アスカちゃん。 でもごめんね。 あなたの顔をいまから傷だらけにしてしまうかもしれない。 いつかあなたの隣に立つ。 その思いを胸に、あなたの背中を追い続けてきた。 でもそれは昨日まで。 今日あなたに勝って、私が一歩先んじる。 ふとこれまでのことが走馬灯のように思い出される。