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第47話 ジルトルト少年編 4


逃げた男を探し領内を駆け回ったリディだが、ここは王都みたいにやたらと建物が密集している訳ではない。身を隠せる場所もここに6年もいるリディなら大体見当がつく。なので男を見つけるのにさほど時間はかからなかった。

リディは人気のない街のはずれにいる男を見つけ即座に追い詰めた。


「ぐああ!!」


「さ、追いかけっこはもう終わり。今回は優しい坊ちゃんはいないから!」


尚も逃げようとする男の襟を掴み地面に叩きつけるリディはその足で男のみぞおちを踏みつける。苦しがる男に顔を近づけ尋問を開始する。


「さ、目的を言いなさい。早く喋らないと、喋れない体になっちゃうわよ?」

「ぐっ! クソが!!」

「自己紹介ありがとう……でも次違う事を話したら家の畑の肥料にするからね」


リディか声を低め威圧すると男は観念したのか脱力した。リディはみぞおちに置いている足の力を少し抜いて話しやすい様にする。


「目的なんて決まってんだろ。このブランシュ領を乗っ取るんだよ。俺はその為にこの街に何か月も前から潜り込んでたんだよ」


ここ数年ブランシュは兵も武器も充実している。前は多かった野盗の襲撃も最近ではめっきりなくなっている。だから目の前の野盗は知恵を使いブランシュに潜り込む事で内部調査をしていたようだ。警備兵が少なくなる時間、押さえておくべき場所、ブランシュ内の見取り図。そして危険人物の対処。これらを把握し円滑にブランシュ攻略を進めようとしていたのだ。中々の知略ぶりだ。しかしリディは気がかりだった。それはリディの知っている野盗と言うのは誰もかれもがそんな頭を使う連中ではなかったからだ。


(そう言えば、裏路地で気になる事を言ってたな)

リディは先ほどの野盗達の話を思い出す。



『しかし、どうやってサインなんて貰ったんだ?』

『な~に、普通にここに名前を書いてくれって頼んだだけだよ。ちょいと酒を飲ませてからな』

『へへ、あの人の言った通りだ』



(サイン……それにあの人?)


どうやら今回の襲撃は野盗の言う“あの人”と言うのが深くかかわっているらしい。それに話を思い返すとただ単に内部調査をしただけでは無い様だ。

リディは男に聞く。


「まだ話してない事があるでしょ? サインを貰ったって言ってたけど、なぜ?

それとあなた達が言ってた“あの人”って誰の事?」


リディのその質問に男は顔を歪め酷く焦った様子となり始めた。どうやら余程聞かれたくない事なのだろう。リディは足の力を強め吐き出させようとする。


「げふっ!!」


「もう1度聞くよ? 何のためのサイン? あの人ってだぁれ?」


「ぐっ……そがぁ……」


カチッ 目の前の男から何かを噛み潰す様な音が聞こえると、態度が急変する。


「うっ……う、げはははははははははは!!」


リディの威圧に怯えていた男だったが、いきなり目がすわり大声で笑いだしたではないか。まるで薬物でもやっているかのように。それに不気味さを感じるリディであったが、逃げられる訳にもいかず、嫌々ながら足はどけない。だが男は予想外の行動に出始めた。

なんと逆にリディの足に絡みついて来たではないか。


「はははははははぁ!! 教えてやるよぉ!! 今朝大きなプレゼントが届いたろ? あれがミソだよ!! 俺の合図で作動する仕掛けみたいなもんだぁ!!」


「はっ!? 何言って――」



「――え!? 合図がどんなのか気になるって? それはなぁ、盛大な花火だよ!!」


「なっ!!」


何と男の体には数多くの爆弾が括りつけられているではないか。そんな男をリディは引きはがそうとするが、目の前の男はいくら殴ってもまるでゾンビの様に纏わりついてくる。


「このっ!! 離れろ――」

「――それとなぁ!!」


リディの足に絡みついたままの男は爆弾を1つ点火しながらリディに嫌な笑みを見せて言った。


「“あの人”はなぁ、いつかお前らを皆殺しにするお人だぁ!!」


爆弾の閃光がリディと男を包み込んだ……。




*****




トレールは露店通りにある噴水の近くに腰掛け、先程の言葉を何度も考えていた。

リディに言われた『腰抜け』。それはトレールが一番言われたくなかった言葉、そして己を騙してでも隠して来たトレール自身の弱点でもあった。

昔からそうだ。優秀な父、優秀な兄2人に囲まれ、己も優秀であろうと努力したトレールだが、いつも大事な場面で足が竦んでしまっていた。人を傷つけるのが怖い、そして何よりも自分が傷つくのが怖い。剣を握る者ならばいつかは超えなければいけない壁の前でトレールは足踏みをしていたのだ。

怯えは圧倒的な修行量で補おう。敵との実力差が開いていれば恐怖も感じないだろう。しかし結果は伴わない。

ならば実戦のノウハウを詰め込もう。知識があれば敵を前にしても冷静に対処できるだろう。しかしそれもダメだった。

力をつけても知識をつけても根底にある心の弱さは払拭される事はなかった。

そんな状態がしばらく続くと次第に父からの期待は重くなり始める。

せめて上辺だけは期待通りに見せなければ。11歳のトレールはそんな考えから昔に読んだ絵本の中の主人公、誰であろうと平等に助け、時に誰かを導く騎士を無意識に演じ始めてしまう。トレールが周りに口うるさく言ってしまったり、出しゃばった行動をするのは自分の弱さを隠すための後遺症みたいなものなのだ。

しかしそんな薄っぺらい皮は、リディに全て剝されてしまった。


「……」


俯きながらトレールは拳を握り想像する。絵本の中の騎士ではない、この国の王女、エリーゼを守る自分自身の姿を。しかしいくら考えても自分がエリーゼを守る姿を想像する事が出来ない。そしてそこでエリーゼを守っているのは他でもないリディの姿だった。

自分の好きな人を守るイメージさえ出来ない事、そして自分のいたいポジションにリディがいる。悔しい、しかしそれ以上に情けない。トレールはそう考えダランと手を下げる。


「はは、エリーゼが君に惚れ込むのも仕方がないな……俺よりもずっと強くて、男らしいじゃないか……」


もう日は沈みかけ、所々でランプが灯され始める。その揺れる光をトレールはただ辛そうな顔で眺めていた。

その時……ドゴォォンッ!! と爆音が遠くから響き渡って来た。その音に思わず立ち上がり、音の方向を見るとそこから煙が上がっているではないか。


「な、何だ!?」


トレールが動揺していると、まるで今の爆音が合図かのようにカンカンカンカン!! と門の方から鐘を鳴らす音が響き渡ってくる。この音の意味は。


「野盗だぁぁぁ!! 野盗が攻めて来たぞぉぉ!!」


聞こえて来た男の声に領民達は即座に家から出て臨戦態勢に入った。男達は各々武器になりそうなものを持ち門へと急ぎ、女、子供は身を隠した。

門の方からは継続的に衝撃音が聞こえてくる。恐らく野盗共が門を破壊しようとしているのであろう。

その音が聞こえる度に徐々に門は破壊されている。そして破壊された場合に待っているのは生死をかけた戦いだ。トレールは近づいてくる身の危険に体を震わせる事しか出来ないでいた。しかし領民は違う。覚悟を決めた様な目で音の鳴っている方へ向かっているではないか。守られるはずの民が戦いにいき、守るはずの騎士を目指す者がただ足を震わせている。その現状にトレールは不甲斐なさを感じずにはいられなかった。

しかし戦いの時が近づいてくるにも関わらずトレールは剣すらも抜けないでいる。ただ動揺を酷くさせているだけだ。そしてそんなトレールに追い打ちをかけるかのように、次なるサプライズが訪れた。


「皆逃げろぉぉ!! こっちにも野盗が現れたぞぉぉ!!」


領民の言葉に振り向くと、何と店の前に置いてあった大きな積み荷の木箱から武装した野盗が次々と現れ門に向かっていくではないか。

戦いにおいて挟み撃ちされる事がどれだけ危険か理解したのだろう、何人かの領民は門に行かせまいと野盗に食らいついて行くが、混乱し逃げ始めてしまう者も多数いる影響で防衛はザルになっている。

門の方でも戦闘音が聞こえてくる。街に在住させていた半分ほどのユーリの私兵に警備兵、そして行ってしまった領民の男達が完全に門の方に集中しているせいで、こちらの野盗に全くと言っていいほど対処しきれていない。ブランシュ家近くに在住している残りの私兵達が援軍に来るまでにも時間が掛かるはず。それまでにここが全滅し門の方に行ってしまえば今門で戦っているブランシュの人達は挟み撃ちにされてしまう。

完全に敵の罠に嵌まってしまったという訳だ。


「逃げろぉぉ!! ぐわぁ!!」

「へへへ!! 作戦通りだな!! おい行くぞ!」

「行かせるかぁ!!」


次々と襲われる領民を見て足が動くトレール。しかしそれは襲われる民を守るために動いたのではなく、ただ自分が逃げるために動きはじめたという情けない理由だ。

トレールは悲鳴の聞こえる方とは逆方向に走る。向かう先はいつも自分を守ってくれていた従者の元だ。


「はぁっ、はぁっ! リーシャ、リーシャを呼ばなきゃ!? リーシャならきっと何とかしてくれる!」


しかしその言葉を否定する様にトレールの脳裏に思い出される言葉があった。それはリディの言葉であった。



『俺に意見したいなら、1人でも命がけで守ってからにしろ。この腰抜けが!』



「はっ!!」

足を止め俯くと後ろを振り返るトレール。

そこでは野盗達が逃げ回る領民を蹂躙し始めている。だがここにいる野盗は精々40人程度。皆が力を合わせれば押し返せない事はない筈。しかしそれには冷静な対応ができる人間が必要だ。もちろんそれが出来る人間はここに残っている領民の中にはいない。今この場それが出来る人間、それは戦術の知識を持ち、訓練をつんでいるトレールだけだ。


「はぁ、はぁ!! クソ!! クソォ!!」


トレールは震える足を何度も叩き己に言い聞かせる。


(このまま逃げていいのか? ここで逃げたらリディ嬢の言った通りただの腰抜けだろう!?)


トレールは思い浮かべる。自分の守りたい存在を。


(他の誰でもない、俺が守るんだ! 大切な人を!!)


そして今初めてトレールは自分が誰かを守る姿を想像する事が出来た。しかしそれは理想しか追い求めてこなかったトレールのただの妄想だ。理想を切り捨てると……皆が後ろで倒れ伏しているのだ。リーシャも家族もリディも、そしてエリーゼも。


「うがあああああああ!!」


雄叫びをあげながらガンッ!! と壁に思いっきり自身の頭を叩きつけるトレールは血の流れる額を押えずに目を見開く。


「傷つくのも傷つけるのも怖い。だけど……大切な人を失う方がもっと怖いんだ」


その目からはもう怯えは感じらない。トレールは迷いなく剣を抜きはなつと来た道を引き返した。


直ぐに目に飛び込んできたのは、野盗の1人が娘を庇う母親に斬りかかろうとしている場面だった。

「はははははは!! 一緒にあの世に行かせてあげるなんて俺ぁ優しいなぁ!!」


「ミーナ!!」


「お母さん!!」


強く抱きしめ合う親子に野盗の剣が振り下ろされる。


「じゃーなぁ!!」


ザクッ!! その音は親子の命を無情にも摘み取った音……ではなく野盗の腕が落ちた音だった。


「へっ? ……ぎゃあああああ!! 俺の腕がぁぁぁぁ!!」


放心する親子の前に立っていたのは、壁を乗り越えた少年トレールだった。放心する親子の無事を確認すると、トレールは目の前で痛みから暴れる野盗を蹴り飛ばし叫ぶ。


「はぁ! はぁ! 俺はジルトルト家が息子、トレール・ジルトルトだ!! 皆聞いてくれ!! 数ではこちらが上――ぐっ!」


向かってきた野盗の1撃を剣で受けるが、体格差のせいで簡単にふっ飛ばされるトレール。しかし直ぐに立ち上がりもう一度領民に向けて叫ぶ。


「痛ぅ、相手が武装していたとしても冷静に対処すればこの状況を打破できるはずだ!! これ以上被害を拡大させないためにも、ここで野盗共を食い止めておく必要がある!! 逃げ惑わないでくれ!!」


「何だこのガキは!!」


「ぐうっ!!」


野盗の重い追撃に何とか対応するも、矮小な体では受け流すのがやっとだ。しかしもう逃げる事はなく、再び野盗と剣を交える。何度でも立ち向かい何度でも飛ばされるが決して心が折れる事はない。その目に強い意志を宿し立ち上がり再び叫ぶ。


「協力してくれなどと言う資格は俺にはないが……必ずここを死守してみせる! それには皆の力が必要だ!」


少年の叫びに領民は反応が出来ていない様子だ。いくらジルトルト家だと言われてもただの少年の叫びにどう対応して良いか分からないのだろう。これがリディであったのならば話は違い領民の心に再び闘志を燃やす事も出来たのかもしれないが。今のトレールに出来る事は、ただ己の決意を見せる事だけだ。


「皆頼む!! 俺にこの街を守る手助けをさせてくれないか!!」


「ウザったいんだよ!! クソガキがぁ!」


野盗の蹴りがトレールを壁に激突させる。込み上げてくる吐き気と背中の痛みに悶絶し蹲ってしまうトレールに領民はまだ動けないでいる。


「うっ! ゲホッ!! ゲホッ!!」


「へへへ、弱えーくせに出しゃばってんじゃねぇぞ!!」


そんなトレールを追いつめた野盗の1人がニヤけながら剣を振り上げる。トレールは痛みを我慢しながらも剣を構えるが、野盗のその攻撃は恐らく受けきれないだろう。

しかしトレールはまだ諦めていない。例えこの1撃で腕が斬られようが、足が斬られようがそれでも食らいついてやると歯を食いしばり、避けるため足に力を入れる。


「おにいちゃん!!」


そんな少年の姿に立ち上がったのは先に助けた少女ミーナだった。ミーナは近くに落ちていた石を野盗に向かって投げつける。


「やあっ!!」

「あだっ!」


それが見事に野盗の動きを止め、そしてトレールはすかさずその野盗に剣を突き刺し突進する。


「うおおおおおお!!」


返り血が全身にかかるがお構いなしに、全力で前へと進む。崩れ落ちる野盗から剣を抜き、荒くなった息を整える事もせず再び向かってくる野盗達を正面から迎え撃とうと構える。


「これで2人目!! 次は誰だ!!」


その時、向かって来ていた野盗達が動きを止めた。トレールの叫びに怯んだ訳ではなく、その後ろにいる領民達を見てだ。

トレールが後ろを向くと、先程まで困惑していた領民は顔つきを変え武器を構え始めていた。そこに男女などの境界線はない。少年の叫びが届いた結果、皆がただこの街を守るために立ち上がったのだ。


「……ありがとうございます。 1人であたらず、複数で囲み隙を突いて下さい!! 逃げる物には深追いせず、他と合流し確実に仕留めるんです!!」


トレールの言葉に領民の雄叫びが響き渡る。


「「おおおおおおおお!!」」



勝気を取り戻した領民に指示を出し、自身も再び駆け出す。今度は逆にこちらが野盗を追い込む側となった。

使える物は何でも使い、野盗を分断させ孤立した敵を確実に仕留める。トレールの的確な指示のお陰で野盗共は着実にその数を減らしていった。このままの調子を維持できれば、倒しきらないまでも、援軍が到着するまでの時間稼ぎは出来そうだ。

トレールはもうひと踏ん張りだと疲労の溜まった体を無理やり動かし再び野盗と相対する。

しかし……。


「動くんじゃねぇ!!」


隠れていた野盗の1人が隙をつき少女ミーナを人質にとったのだ。それに身動きが取れなくなるトレールに領民。そんな手を使ってくる事は容易に予想できたはずだがトレールの頭の中から完全に抜け落ちてしまっていたのだ。それも全ては圧倒的な実戦経験の低さが原因と言えるだろう。


「助けてぇ!!」

「ミーナ!!」 


剣を向けられ泣きじゃくる少女を見て叫ぶ母親。トレールは己の考えの低さに拳を握り野盗に向かって叫んだ。


「この! 卑怯だぞ!!」


「あ? 誰でもお前と同じ土俵に立つと思ってんのか? おめでたい奴だな!!」


悔しいが野盗の言葉はごもっともだ。これはルールありきの試合などではない、何でもありの殺し合いなのだから。

再び形成が逆になってしまった。しかも今回は最悪の状況でだ。

野盗の1人がトレールに嫌な笑みを浮かべる。その表情から察するに禄でもない事を言う事は火を見るより明らかだ。


「おいそこのガキ! 剣を捨てろ。さもなくば」


「ひっ!!」


野盗がミーナに剣を突きつけるのを見て考える。今この状況で敵が厄介に感じている存在はトレールだ。ここで大人しく剣を捨てれば確実にトレールを殺しに掛かってくるだろう。そうなれば領民達の士気は下がり、再び窮地に立たされた状況になってしまう。

しかし少女1人を見捨てれば、ここにいる領民から無駄な死人を出さなくても済む。極端な話、一を救うか全を救うかだ。指南書ではこういう時の対処法は当然、全を救う事を選ぶべきだと記述してあった。

そして冷静に考えても、ここで自分が死ぬ事は得策とは言えないと思っているトレール。自分の憧れる父親だったのならば両方救える選択を思いついたのかもしれないが、それを今考えても仕方がない事。トレールは自分の出来うる最善の選択を取る事にした。

野盗に向き直り構えを取ると……その手から剣を離した。


「……分かった。お前の言う通りにする。だからその娘を助けてくれ」


ここでこの選択を取るのが正しい事だとはトレール自身も到底思ってはいない。空気に酔い自らの命を軽んじている訳でもない。自身の死を、家族や友、好きな人との別れを考えれば今すぐにでも逃げ出したい気持ちにかられてしまう。ではなぜ逃げないのか?

そこにあるのはただ意地だ。

俺も君と同じ事が出来るんだぞ、と言う意味を持つ自分を腰抜け扱いした女、リディに対しての証明だ。


「バカがぁ!!」


近づいてきた野盗の言葉が妙にしっくりくる。その通りだ。領民達の事を考えてなお1人の少女を救うため、ただの意地の為に命を差し出すなどバカのする事……しかしこれで。


(リディ嬢。これで、君と同じ目線に立てたかな?)


死を受け入れ、近づいてくる野盗が振り下ろすであろう1撃を待つトレール。皮肉な事に自身の死を前に、少しだけだが己が目指す騎士に近づけたとトレールは感じていたのであった……。






「だから言ったでしょ? 後ろから刺されてからじゃ遅いって」



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